2018年12月15日土曜日

黄色い.... Gilets jaunes





jaune(黄色)に特段の暗喩があると思ったのが間違い。
単にドライバーの常備品の一つが黄色のベストだと言う事。
フランス人なら誰でももっているそうな。
手近なコスチュームで、大意に賛同する事を示すに過ぎない。
大革命時代のサンキュロットと同じだ。


実際の現場がどんなだったかは知らない。
デモや騒乱があれば、必ず掠奪目当てが横行するのは聞いてはいる。
かの民衆の歌の大合唱のなか、フランス式デモがシャンデリゼ一杯に
展開されれば、絵になったがなあ...

黄色のシャツは、禁忌である。
ツールドフランスの個人優勝者だけのコスチューム
そんじょそこいらの「サカバカ」がかっこつけて纒うのは
如何なものか...
今や中国では評判は地に堕ちたが、黄色はそひひかつては禁色であった。


黄色といえば、やはり

黄色のリボン

遠く離れた恋人や親兄弟が無事に帰ってきてほしいって
願いを込め...
しかし、物干し竿に満艦飾の黄色のハンカチは
いささかやり過ぎ。
さりげなくオークの木の枝に巻きつけた一本のリボンがつきづきしい。
あまつさえ、この映画の監督は、
中近東に派遣された自衛隊員の家族が、夫(或いは息子、兄弟)の
無事の帰国を願った黄色いハンカチに罵声を
浴びせたのよ。
派遣された自衛隊員は、生きて帰ってくるな!と
言わんばかり。


黄色いリボンの謂れはさまざまある。

刑務所からはやく出所しますように
戦地から無事にかえりますように

ヒトザルの気持ちに大小も軽重もありはしない。


ジョンフォードの「黄色いリボン」を思い出そうとしています。
具体的に黄色いリボンが出てきたのか記憶にない。
騎兵隊員は黄色いタイをしていた。
夫や恋人をまつサザンベルも登場しなかったが...

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