2019年10月3日木曜日

「蜜蜂と遠雷」が明日から公開

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この作品に関して、過去三度素材にしています。
まず、それを読んでいただかないと今日は意味不明(^.^)


映画化なんか無謀な事はするな!と善意の忠告と若干のアドバイスは
さておき(そのブログは割愛)
そんなことよりも、トッププロを目指す音楽家は、
本格的なコンクールで課題曲からどういう組み立てをやるのか?
って、深遠な興味。

演奏会では観客を無視したプログラム構成はあり得ないが、
コンクールは別物。
サディスティックなまでにコンテスタントが苛まされる。
それぞれの個性的な登場人物に相応しい選択曲目...だそうです。
それなりのピアニストには分かるらしいが、アタシには無理。


試写を観てませんから原作をどのように換骨奪胎したのか知りません
配役からして、失踪した天才少女の復活再生と成長と言うのが、
コアコンピタンスらしい。
原作では...
榮伝亜夜は銀メダルに終わるのですが、まさか優勝はないよな
高島明石(松坂桃李)は、3次予選で撃墜されますが、
原作では奨励賞をもらいます。
これはこのままだと思います。
マサル(ジュリアードの天才)はキャラクターの書き込みが
弱いのですが、映画版はそんな感じですから余計なエピソードを
加えたみたい。

アタシ的には、養蜂家の風間塵の天衣無縫の極みが
お気に入りなんだが、どうもトリックスターの扱い。


かのショパンコンクールでのポゴレリッチ
アルゲリッチの猛烈な抗議にもかかわらず、予選敗退
彼女は審査員を放り出して帰国

審査員であったことは生涯の恥辱
魂のこもらない機械的な演奏は藝術ではない。
彼...こそ天才

とかなんとか彼女らしいコメント
しかし...その後の彼は、ただの豚
そう言うとあまりに失礼
マクロン大統領そっくりなご夫婦だそうでしたが、
妻が病没し、失意の期間が長かった。
昨今は復調とききます。

作曲家の指示を無視した演奏...
音程を外すのは論外だし(アタシは世阿弥師の楽譜をしばしば無視します)
速度指示はさておき強弱指示の逸脱もまずいわなあ
あまりに平然とやれば、やはり本選は無理ですよ


モーツァルト弾きで定評のあるリリークラウスは
嘆きます。

才能があるピアニストほど奇をてらった演奏をするの
そのまま弾いても素晴らしいのに...

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