2019年10月26日土曜日

RWCネタも最後にしよう...所属協会主義と言う事



にわかラグビーファンであっても構わない。
イングランドとNZRのどっちが勝つか?に口角泡を飛ばすのもいい。
しかし、団体スポーツとしての特異性にも着目して欲しい。
まずもって、英国はひとつの国なのに、たくさんのチームが
参加出来て...凄いのか羨ましいのか絵御贔屓なのか...

団体スポーツは国の代表チームだと言う固定観念からの
脱却を促してくると言う理解が大事。
今や、世界の潮流は多重国籍
たまたま団体と国家が一緒だっただけの事..ってしたり顔で
言うのも正確ではない。

リンク映像は、アイルランドコール(リリックも旋律も実に素晴らしい)
アイルランド国のアンシームではない。
アイルランド「代表」チームのアンシーム

実はアイルランドラグビー協会は、アイルランド共和国と
北アイルランドで構成されるのです。
アイルランドは歴史呼称として四つの地域から構成され、
そのひとつのアルスターは、英国領北アイルランドとアイルランド共和国に
分かれている。
アイルランドの長い歴史に鑑みて、得心する事なのだが、
結果として、ラグビー国籍は所属協会主義なのである。
政治国籍がなんであれ、その協会の公式ジャージに
忠誠を誓い、一定の要件を満足さえすれば、
誰でも桜戦士にもオールブラックスのメンバーにもなれる。
素晴らしい事なのか、国家秩序を破壊しかねない危険な発想なのかは
議論してくれればいい。


桜戦士の活躍で、今回ひとつ壁をブレイクスルー出来たことは
嬉しい限りだが、破るべき(かどうかを含め)固定観念はまだあるのです。

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