2019年10月7日月曜日
ある「監督のおとぎ」話
活動屋なんて文士以上の無頼の徒
博打打ちと変わるところはない。
興行自体が水モノで骰子を転がすようなもの
昨今は多少は製作予算が膨張したもので投資採算管理が
出来るようになったとはいえ....
結構投資採算のパフォーマンスが良いと噂されるのが
映画ファンド。
ファンドマネージャーは...別に映画の目利きでなくても
投資家から一口百万ドルで資金を集めて、うん十本に分散投資
多少映画が好きならば、オルタナティブ(^.^)
倭国では、斯様な資金集めよりも製作委員会方式
頭使わずに金利だけを稼ごうとする銀行融資団みたいなもの
さほど儲からないし面白くもなんともない。
しかし、一流とまではいかない役者のオリジナルシナリオを
本人が初監督
撮影、美術、音楽に国際色豊かに一流どころを招聘
主演は玄人好み
若手二人は未知数の抜擢
脇役にクセのあるシブいのをかき集めています。
配給はキノフィルムですが..
製作委員会のメンバーがエンドクレジットに明記されていません
が、想像はつきます。
木下グループ会社が資金の出し手
つまり、グループのオーナーの贅沢な趣味だということ
製作費は不詳ですが、アート系単館の自主制作のレベルではない
本格作品。
土曜日の昼下がり
空調が効きすぎって嫌だなあ...なんて想定外
こんな映画が満席近くの入りになりますかなあ??
意余って肩に力入りすぎてぎこちない
カメラワークは流石に素晴らしいし
実力ある主役、脇役はなかなかだし
世界観も...ウンウン
ヴェネチアでは好評だったらしいが、でもアタシは買わない。
非公開会社だから出来ること
公開会社ならば、即座に売り!
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