2019年10月2日水曜日
電子司法への道
民事訴訟手続の全面IT化❣️
かつての破産した「電子政府立国」みたいなものだが、
スローガンが更に陳腐だ。
日本経済再生本部が音頭取りをし、有識者やらが議論をしているらしい。
とりあえず公表されている資料によれば...
こんな事をIT化というのかなあ?
それ以前の用語だと情報化、システム化、昭和だと機械化
その程度のレトロな風景。
議論している有識者ってよく知らないが、ITリテラシーが
あるのかな?
所詮役人の振付通りに踊るだけですから、
見識のある面子が揃うと面倒...だということ
従って
書面の電子化
公判のウェブ化
くらいしか知恵がないのも当たり前。
しかし...通常の民事訴訟が年間100万件くらいあるとされますが、
七割程度が本人訴訟。
些細な日常的な紛争が大半であり、それこそAIで
片付けるようなレベル。
代理人を立てて争うような事案はがっぷり四つで時間かけて
やればいい。
議論の中身をながむるに、弁護士と裁判所の多少の効率化だけが
射程で、訴人の利便性はどうでもいいみたい。
当事者間ではどうしようもないので、迅速に司法権力が
裁断...するつもりがないみたい。
峠を越え、吊り橋を渡り、
郵便局に訴状の郵送をお願いしたり
裁判所まで足を運ばなくてもよくなるが、
効果は限定的。
双方の電子化された要件事実と証拠書類を突合して
黒白をつけるくらいAIには容易いこと
実際に少額訴訟なんかは判事さまが機械的に即決してます。
もっとも訴訟に勝つことと実際の救済は別なのよ。
クラシックローマの時代にあった債務奴隷制度が羨ましい。
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