2019年10月15日火曜日

クラシック音楽映画の不毛の大地に


チカラ入れた割に入りはあまりよろしくないみたい。
いささか難度が高いのです。
観客にとっても...作り手にとっても
原作者が言うように、映画化不可能とまでは言わないが、
どっか豊穣の大地の国に映画化権を売るべきでした。


何本もの駄日記は、小生意気な辛口批評に近いが、
褒めるところは褒めませんと...

音楽や音楽家に対するリスペクトが満ち満ちていますです。
これは素晴らしい。
白眉のシーンが、架空作曲家の書き下ろし曲が必須課題曲

春と修羅(言わずと知れた宮澤賢治の名作)の演奏

四人の主役群の競演なのですが、
なかんずく、カデンツァの部分
演奏家が自由に己れの音楽感により自作自演をします。

この映画では、河村尚子さん以下四人の新進気鋭のピアニストが
主役群の音源なのですが、
彼等、影の主役陣がそれぞれに自在に個性満載にカデンツァを奏でる...
観る側には難度Eクラスのシーン
あるいは、我のつよい連中だから、
これがないなら協力しないとゴネタ可能性もあります。
アタシなら絶対にゴネる!
絶対にCDがあるはずだから、これは買わないと...




しかし、これはいかがなものかと...
月の光を浴びながらの二人のディオシーン
まるで、おかあさんと一緒学派(^.^)
まさしく「月」並みなシーンで思わず微苦笑
使用曲は聴かずともわかる。


所詮は大衆娯楽な映画ですから、致し方ない。




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