この話題を書くだけの知見や経験に乏しい事は承知ですが、世の中にはど素人の強みもあるのよ。
要するに怖いもの知らず....
積極的格差是正措置を意味する「アファーマティブアクション」。この概念に反対はもとより批判的言辞すら糾弾の的になりそうだが、社会的弱者に対する差別を救済する取り組みが本来意義ながらいまや....全ての「結果平等」の実現まで暴走しつつある。
アタシが知らないだけかもしれないが、アートの世界(藝術....とりわけ音楽)にはあり得ない発想。
女性だけのピアノコンクールや男性だけのバイオリン大会なんか聞いた事がない。
大体においてピアノのお子様発表会の出演者の大半は女性。特段男性を排除している筈がない。しかし長ずるにより段々にオスザルがのしてくる。
実に面白いが、理由は簡単。
古典派の時代のピアノは音域が五オクターブくらいですが、今時ならば七オクターブ。
バッハやモーツァルトが七オクターブのピアノを前にすればどんな曲を書いたのだろう...って興味津々ですが、古典派の演目ならば、女性の体格や指力でも苦労はないだろうが、後期ロマン派のピアノ曲なんかかなりしんどいと思います。
本格的なコンクールの課題曲にはこのジャンルは必須です。
主催者がピアニスト(女性)に意地悪をしようと思えば簡単なんです。男性並みの手の大きさでないと弾きこなせない曲ばかりを課題にすれば良い。
アタシが知らないだけかもかもしれないが、ピアノコンクールで男女が対等に競い合うことの不合理...は絶対的にあるにも関わらず、その批判はまず聞きおよばない。
理由は簡単かもしれない。
仮に、マルタアルゲリッチならば、こう言い放つに違いない。
神は三種類のヒトをお造りになった。
オトコとオンナと....ピアニスト
最後の部分は「ピアニスト」でなくても、政治家でも
社外取締役でも....大抵の本当のプロの職業に当て嵌まります。
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