たわいない戯言から始めよう。
アタシって最高の結婚相手だと思わない?
一流ブランドってわけにはいかないけどそれなりの社会的地位はあるんですよ
大層な贅沢は出来ませんが、死ぬまであくせく働かなくても三度三度のおマンマには苦労させません
単身赴任が長かったから、なんでも一人でできますからお手間いらず。なんといっても不治の病ですから早めにコロッと逝きますし、法定相続人は配偶者だけ!
長い余生は....
Die lustige Witwe(The Merry Widow)
として愉快に遊んで暮らしたいって思うでしょう(^.^)
途中からたわいない冗句だと気づいてくれると良いのですが、馬鹿は何処にでもいまして段々に目の色が輝いてくる......色々いいますが、メスザルはアタマが良いのがやはり一番ですよ。
札幌地裁同性婚違憲裁判の判決要旨にあるように、結婚の形ってさまざまですから、こんなのもありなんですよ....と書き捨てて、本題に入ります。
オペレッタ「メリーウィドー」
ドロドロ悲劇でないと歌劇じゃないと思いますから、知ってはいますし観てもいますが、ハマるような代物じゃない。だからこのオペレッタのトレビアの泉は激しく干上がり。
しかし2015年版のMETは実に楽しい。
歌劇場でブロードウェイミュージカルを観ているようなもの。演出家やダンシングチームはブロードウェイからの参加。
センターソプラノはルネフレミングですが、セコンドソプラノはブロードウェイのケリーオハラ。
マキシムドパリのグリセットがフレンチカンカンを踊るのですが、かようにあられも無いシーンはオペラ歌手は尻込みします....だからオペラ出身でもあるケリーオハラの出番となる。
知りませんでしたが、マキシムドパリは19世紀末開店ですが当初はクレージーホースやムーランルージュみたいなかなり際どいカフェだってそうな。
全く知らなかったが、このオペレッタの作曲家はオーストリア人のレハール。
妻がユダヤ人だったが、ナチス統治下ながら平穏に暮らせたらしい。理由を聞いて驚くが、ヒトラーが大好きなオペレッタだったらしく....何処の世界でも情実や忖度あるって事には驚きはしない。
しかし、かれはこんな軽佻浮薄な音楽がお好みとはねえ....ゲルマンテイストの健全芸術にはほど遠い。
この公演の前年のスーパーボウルで国歌を歌ったのはルネフレミング。
これはライブで観ましたよ。
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