....
駄洒落漢字クイズのレベルである。
柿は、なべふたに巾でカキ
杮は、よこぼうに巾でコケラ
取り違えやすいし、フォントでは区別がつかない場合が多い。
漢字の基本としては音読みで覚えればいい。
大抵は、つくりで読みが決まる。
柿はシ....つまり、横浜市とか神戸市
熟れた柿のことは、我が寒村陋屋あたりでは、
ジュグシあるいはズグシと音便変化します
杮の方は、漢音ではハイです。
三国志の劉備玄徳は沛というムラの出身ですから、
多少の知名度がある。
まあ、勘違いして恥ずかしいとか知らなくて慚愧だとか...
しかし、そう大したことないじゃない。
若かりし頃のアタシは、人前で「カキオトシ」なんて平然とかつ皮肉混じりに堂々とのたまうのが大好きで...
ご年配が咎めてくれれば倍返しをしようと牙むいてまっています(^^)
曰く....
そうでしたね(と薄ら笑いを浮かべながら...)
「こけら」のツクリは「ナベブタにハバ」だし、
「かき」は「横棒にハバが突き抜ける」んですよね。
残念ながらこの底意地の悪い引っ掛け問題をさらに咎めた御仁はいないんだわ(^^)
そこまでの知識がないなら黙ってればいいの!
とまあ長いマクラが終わり、本論はこれから
肺臓という漢字
医業関係者は、誰もおかしいとか思わずに
使っているのでしょうか
肺は、月偏ですが正しくは肉月。旁は市(なべふたに巾)
訓読みはなくて「ハイ」と読みます。
ねえ!おかしいでしょう。
ハイならば、こけらのようによこぼうに巾がつきぬけないとおかしい。
どうしてだか諸説紛々でよくわかりません。
戦後の漢字改革の際の齟齬だといわれますが、多分違う。
それ以前から混乱していたのだ。
本家本元でも誤解されそのまま輸入されたのか、輸入された際に当時の大学者さまがかき間違えたか....
坪内逍遥先生の「夏至と真夏」の誤訳も似たようなものです。
なんにせよ、象形文字的には「巾」が肺臓の形を表しており、体内でぶらさがっているさまらしい
いまさら原理原則通り「シ」とハチオンするわけにもいかない。
要するに、カキオトシの何処が悪いのよ!って
毒付く根拠なんです。
0 件のコメント:
コメントを投稿