2021年6月3日木曜日

マーロウレディたち

 




アマゾンプライムのラインナップに食傷気味だから、Netflix の定額契約(とりあえず無料お試し一ヶ月)

タダより高い...というが胸躍る最新作の有料配信も有りますから、損はしない仕組みの様です。

しかし極私的プロ映画鑑賞家はかつてワクワクしたクラシックしか観ない(無論フリーです)



立て続けにフィリップマーロウ作品を観る!


ハルキによれば(アタシもそう思うが)

ロンググッドバイ
大いなる眠り(三つ数えろ)

さらば愛しき人よ


がチャンドラーの最高傑作群

無論映画化もされていますし、フィリップマーロウ役者として、ハンフリーボガードとロバートミッチャムの比較なんかは楽しいが、それよりもマーロウレディズの品定めに如くはない。






比較する程何度も映画化されている訳でもないが、この「大いなる眠り」では、ビビアン役をやったサラマイルズはお気の毒。名女優なんですがこの役柄についてはバコールとは比較にならないし、舞台を英国に移しミッチャムをブリティッシュテイストなマーロウに仕立てたのが間違いの元。倭国の小屋にかからなかったのは当然ですが、おはなしは多少分かりやすく改変している。


マーロウ役者としてミッチャムが不適とは言わない。

名作「さらば愛しき..」の気怠さを醸し出すには彼でないとダメ。

時代設定がわかりやすく1941年。ディマジオが連続安打更新中でヒトラーのソ連侵攻が語られます。





この作品はランプリングが一番綺麗だった頃で、この悪女は彼女以外は想像し難い。




以前に「ブロンドの殺人者」なるタイトルで映画化されていた様ですが、観るにいたらないし幸いにもNetflix のラインナップにも無さそう(^^)


最後に、ロンググッドバイのはなしをする事になるのですが...字幕では「マーロー」になってます。

あまり詳しくはないが、


Philip Marlowe


なんだから「マーロウ」だよ





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