荒唐無稽から支離滅裂....でもこうし難い魅力があるのは「翔んで埼玉」と同じ。
原作者同じだから...当たり前に雰囲気は似ています。
しかし、唐突に脈絡もなく現れるこのフレーズは一体なんだ?
まるで、盆踊りの合いの手だわ
マザーグースに由来する事くらいは知っているが、元来はなぞらえミステリーの大事な小道具。
マザーグースをモチーフにしないようだと本格派ミステリー作家として見下される傾向すらあります。
模倣大好きな倭の探偵小説家にもそれらしきものは有りますが、成功しているかどうかは、、、
イーデン・フィルポッツ
20世紀初めの英国の田園作家...と言われても田園作家の意味が判らない。
むしろミステリー作家として著名。
しかし「誰がコマドリを殺したの」を読んでますと、かの19世紀を代表する「高慢と偏見」を彷彿とさせるカントリージェントリーの世界。
虚飾が生き甲斐な連中だって、、違うなあ、だからこそ衝動的に計画的に犯罪を起こすのです。
かれのミステリーは「赤毛のレッドメイン家」が歴史に残る名作とされますが、中身はすっかり忘れた。
ウィキペディアには項目はありますが、コンテンツは貧相。
逆にあまり評価の高くないクックロビンの方が豊穣です。乱歩氏によれば、ミステリーよりも恋愛風俗の方の描写が多過ぎるのが難点....
今時の批評家とは、、時代が違います。
原作はベルサイユ体制の頃
ちなみなマザーグースではどうなっているかと原典を読むと...
クックロビンを殺したのは、雀
第一発見者は、蝿
墓を掘ったのは、梟
お葬式の導師は、深山鴉
喪主は、鳩
棺を担いだのは、鳶
棺覆いを運んだのは、鷦鷯(ミソサザイ)
讃美歌を歌うのは、鶇(ツグミ)
被害者はクックロビンという愛称の二人姉妹の妹。
姉の愛称は鷦鷯。
犯人は....雀は登場しませんし、弓矢で射殺された訳でもない
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