2021年6月18日金曜日

利休鼠はマウスの変異株?



あの名歌曲って「盗作」かもなあ・・・
主要な旋律が似てますが、今なら100%アウトかも知れません。





城ヶ島って三崎のはずれって知ったのかそう遠い昔ではない。
三崎で雨に遭遇したことはないが、利休鼠の長雨なら、マグロの希少部位なんかを肴に酒を飲むと何か感じるものがあるのかも。


作曲は、高田馬場の学校から上野の音楽学校に転じた某氏(名前は忘れた)
作詞はあの北原白秋
抒情的で夢二感覚で人気があるが、そうたいそうなものだとは思わない。
なんちゃって天才詩人と言われるくせに日本語知らないですから(笑)
姦通罪でしょっ引かれそうになり、逃亡の果てが三崎あたり
そういう環境下の作詞と思えば情感たっぷりだが、別に同情も共感もしないが、、多少は羨ましい(^^)

この歌では「りきゅうねずみ」の雨・・・って歌います。
でも一体どんな雨なのかねえ?





御贔屓の「定本和の色彩辞典」には登場しない色合いです。
灰色系統の色合いは一番ソフィスティケートだ!
黒はきつすぎるし、白は汚れが目立つ。
本来は灰色というべきだが、火事の跡みたいな感じを嫌って「ねずみ」というのが江戸のおしゃれ感覚。
しかし、ただしくは「ねず」という。
だから「りきゅうねず」が正しい日本語で「りきゅうねずみ」は無知の証明

だって「ネズミ」って薄汚いですから
熊本あたりの田舎者だからってバカにしているわけではないし、白秋は伝習館の出身です(でも落第したそうですから、やっぱり馬鹿だ)


そうオシャレや色彩感覚に詳しいつもりはない。
しかし、質朴な感性からしても「ねず」が最高の色彩だ。
定家ならば「あばら家にブガッテイ」っていうかもねえ・・・

一番単純ななんのニュアンスも含まないのが「素鼠」・・・すねず
定義すれば、色と黒の中間で「色み」を含まない色とされる。
この時点で「利休鼠」は素鼠ではない。
ものの本には「緑がかった灰色」って書いてますが、お濃茶の色からの連想らしく、利休師好みの色なる歴史背景からではないようです。

鉄鼠
鼠志野

なんか・・・どんな色だか口で説明しにくいが、茶碗系の色目かなあ?

なんだかそういうことを寒村陋屋で考えていると梅雨の季節に相応しいかなあ 

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