2021年6月14日月曜日

骨抜き水抜きタヌキ

 



積年にわたる法外な寄進や....にも関わらずの我が祖霊に対する非礼なんかを針小棒大にネチネチと言挙げ。
古刹の檀家総代のお話は慇懃無礼にお断り
実際のところは、村役を押し付けるならば、離壇すると脅したようなもの。



寒村陋屋あたりでは、墓の撤収を「骨抜き」とも言います。
実際に墓には納骨もしますから適語だが、ちょっと前までは土葬だった。
その時代は遺髪とか遺爪なんかを納めていたのかね?
骨抜きなんかいつでも出来ますし、
分骨もしてますから、離壇料で紛糾するならは望むところだ....って喧嘩腰はよろしくない。



しかし、いささか困ったことが「水抜き」
核戦争後の荒廃した地球では、オイルの争奪...というのが、マッドマックスの世界。
しかし、最近は水争い
今や血の一滴はアブラではなく、ウォーター!
実際に国際河川での水争いは一髪触発状態だと言われています。

ご先祖や一族郎党が鍬や鎌で武装して、近隣と流血事件をくりかえしながら守りきったらしい水利権
これ無くしては米は一粒たりともできはしない。

ため池や用水路から張り巡らした畦水路自体が
立派な社会システムでもあるが、水利組合なるものに
加入する百姓のお財布で維持されている。
実のところ百姓をやめるのは簡単ではない。




農地の固定資産税は十倍くらいになるし、
地目変更は面倒だし、売買も簡単ではない。
なかんずく水利組合からの離脱は、骨抜きよりも面倒だし、噂では水利料の二十年分を上納する必要があるらしい。
その程度の額なら...でもそれは違う
今だって百姓といいながらおコメはつくっていない。
水抜きしてもさしたる害もないが、
土地資産の有効活用を考えれば、銭金は瑣末なこと
倭の原風景の今以上の荒廃に手を貸すつもりは毛頭ない。プラごみナンチャラつまらない事には冷ややかだが、ことの本質は分かっているつもりだ。

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