春の風
夏の風
秋の風
冬の風
倭国の四季折々を具象するには、風と雨
けだし表現なり語義の多様性からも解ります。
しかし....夏の風は熱気と湿り気を含み肌にまとわりつくし、冬はお肌の天敵。
風というよりも「風邪」と同じように邪気を含む。
春はまだ穏やかで....南から春のかおりをのせて
此処でふと気になり(なんとかこの手の分野だと過誤の有無の感がそれとなく働く)
薫風って夏の季語なんだって!
浅学菲才だから、薫風南来って春の風景だと思っていたが初夏の情景らしい。
アタシの季節感には合わない。
和歌集でも夏部に風の歌はそう多くない。
秋の予兆みたいな歌われ方が多少面白い程度
例えば、、、かたへ涼しき風のふくらむ(躬恒)
ということで、秋は「かぜと夕暮」に如かず
名歌あまた、、なんですが、淫奔な稀代の才女の手にかかれば、語順まで倒置翻弄となる
秋吹くは
いかなる色の風なれば
身に染むばかり あはれなるらむ
常識的には、、秋の風いかなる色に吹き....
なんだろうが
目に浮かぶのは、晩秋に近い頃の夕方あたり
埋もれ火みたいな恋の名残りを身にまとい、、、かな
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