このたぐいの「人類」とは大抵が西洋人。
つまり、西洋の神話や宗教に由来する....つまりキリスト教的な寓意。
西洋でもキリスト教あるいは旧約聖書を信じないヒトザルは別の寓話をもつが、、、、ローマ神話なんかはよく似たストーリーがあります。
カインとアベルの両親はアダムとイブ。
カインは農業、アベルは放牧を生業とする。
二人は収穫を神に捧げたが、彼らの神はアベルの供物のみを善みした.....
そこで(逆恨みだとおもわれますが)カインはアベルを謀殺する。
なかなか示唆に富むエピソードだし解釈もさまざま
農耕民と放牧民はその起源においてからしても対立関係にあると言う事だし、その緊張が歴史をつくっていた。
神に愛されたのは牧畜の民だが、農耕民の迫害をうけるし、神の怒りをかい農業を禁じられたカインの末裔は、加工製造業に転じた(第一次産業から第二次産業へ)
また、遊牧から商業への変移も形態的な必然とも思います。
本質的にキリスト教なんかとは別の神を信じる中華の世界ですが、端的にいえば、中華四千年の歴史とは「北方遊牧民族との統治交代史」
保守本流ともいうべき純粋な漢族なるものがなんなのかはよくわからないが、秦は中原諸国からは野蛮人だとされたし、隋や唐の出自は北狄だか西戎の流れを汲む。元や清は言うに及ばず.....
厳しめに見れば、異民族系支配の時間の方が長い。しかし、ソフトウェア的には漢文明に異民族系も同化されてきた。
倭人には歴史的な経験の蓄積がないから理解も順応性にも乏しいが、異民族系との付き合い方に長けているはずの中華の昨今の少数民族や周辺民族対応の有り様は....
ある種末期的な「歴史の終わり」の予兆なのかな?
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