何を「運ぶ」のかでいい方が変わるのだ。
イーストウッドさんは、本業の園芸が上手くいかなくなったので、麻薬の運び屋に転じた。
年寄りが麻薬満載のピックアップトラックでのんびりと州間道路を走るのです。
誰にも気取られずに、結構な稼ぎになりました。
子供達の家のローンやら大学の授業料も、、、
カンバーバッチ君は所謂東側諸国を相手にする商社マン。カネとか商売よりも義侠心で機密文書の運び屋を引き受ける....
赤色ロシアの最高機密を盗むのではなくて、単に「運ぶ」だけ....
機密を漏洩させて西側に提供するのは、ソ連の幹部。
これもカネ目当てではない。
体制にとって一番難儀なのは「平和のためのスパイ」
対立関係の緊張が高まると自然発生的に増えると歴史は教えます。
英国の商社マンと幹部はウマがあったのでしょうなあ。モスクワのあちこちでの秘密の隠微なデート。
今ならば、なんか疑われそうな雰囲気。
そうなんですよ、、、秋成に「菊花の契り」なるゲイ雰囲気満載の傑作がありますが、匹敵します
最後の最後にスパイ行為がバレてそれぞれが厳しい尋問をうけるのですが...この二人には「囚人のジレンマ」は通用しない。
お互いを庇い合い、幹部は死刑になりますが、商社マンは解放されて、ビジネスに復帰し、幸せな生涯を送ったらしい
ミュールとは羅馬のこと
ウマとロバの交配。たしかメスが馬のはずだ。
クーリエは、フランス語由来の外交用語です。
クーリエには外交特権がありますから、単に幹部から受け取り運ぶだけならば、民間人を使う必要もなかったのに、、、って気もします。
なんとも、、、渋いオトナのゲイ映画でした！
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