いま一番、小粋で安定感あるフレンチシネマの作家さんは、フランソワオゾン
彼はゲイですから、平然とマイノリティテイストの映画を作ります。
最近は慣れてきましたが、、、しかしまだBLは駄目
さて、二十年近く前の密室殺人事件作品ですから、予告映像があまりよろしくないのが残念。
元々はミュージカルでしたから、映画化の際にも多少ミュージカル仕立てになっています。
息抜きの遊びみたいです。
出演の女優さんが、これまた凄くって....フランス映画界の重鎮、至宝、新進気鋭やらが満載。
むしろ当然に出るべき彼女が出演していない訳の方に興味がありますが、たぶん、いやきっと「音痴」に違いない(^^)
例えれば....
でえ、、八人のお芝居が出来て歌も歌える方々は
大雪に閉じ込められたシャトーで破産寸前の主人の「他殺死体」が発見された。
居合わせた八人の女たちはそれぞれに主人と確執や諍い、口には出来ない関係があり....要するな誰もが殺人の動機があるわけです。
主人の妻
妻の母親と妻の妹
主人の妹
妻の二人の娘
召使いが二人
ミステリーにネタバレは品がない。
でもすんなりとした殺人事件ではなかったし、だからといって「オリエント急行殺人事件」みたいな...でも違うなあ
品の良い娯楽作品でして、それ以上でも以下でもない。
なんて考えながら、、これを女装の男優ばかりで舞台にかけるってありかなあ?と考える。
あの三島由紀夫の「サド侯爵夫人」に例がある....
しかしなあ、、、
これは形而上学的だから倒錯美がさまになるが、単なる娯楽なら滑稽に過ぎないかな?
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