前回の補足です
仏陀が実際にこの十戒を選定し説教したかどうかは知らないが、、、多分仏陀の転法輪のアレコレを弟子が再編集したのだろう。
十善戒の初出は華厳経だといわれていますが、この経典は四世紀頃にまとめられた。
何事も重要性の降順原則だと思えば、、、
殺すな
奪うな
犯すな なるテーゼの重さがわかります。漢の高祖(劉邦)の「法ハ三章ニテ足ル」も同じ趣旨ですが、無論仏教伝来は遥かに後世のこと。
モーゼの十戒にもありますから、けだし自然律だという事です。
この十善戒は真言宗徒には昔からの勤行の必読であり、、、他のバージョンがあるとは知らずに
天台宗系では十重禁戒なるもの。比較論評はしないほうがよいのだが、多少の齟齬感があるし、、、本来は個人が涅槃に至るための日常的な品位ある戒のはずだが、教団組織防御的な戒(仏法僧を謗るな、教団の過ちをチクるな等)が加わると、、、、
それに「酤酒戒」に至っては(^^)
もっとも酤とは売買を意味し「飲」の語義はない。
しかしかような屁理屈は妄語綺語の類いである。
という事で、禍いの元である口業の本来は?の意味です
アタシの得意種目である「妄語綺語」ですが、有り体にいうと「中身のない虚言」だということです。
嘘に中身が有れば、かなり悪質ですから、アタシのはたわいない戯言程度なんですから、かろうじて「品位」は保たれています。
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