江戸幕政下での改易なるもの、、、多少の誤差を交えて(面白おかしく書きますが)
許認可業種での嫌がらせを含めた政策的な認可取消みたいなもの。
無理矢理にメガバンクを作りたいために合併に追い込まれたS銀行なんかが良い例だし、、、まあそんな例はほかにも
アタシの昔の奉公先だって、、、まあこのはなしはやめ(^^)
江戸初期の強権的な大名支配は数多くの大名取り潰しが行われて、、、失業武士は巷に満ち満ち(人斬り包丁を引っさげて)とんでもなく物騒だったみたい。
武士の需要は乱世に限る。太平の世ともなればさしたる技術のないお武家は貧困に喘ぐしかなく、、、
そこで流行したのが、然るべき大名屋敷に押し掛けて「世を儚みお庭先での切腹を所望」する。
実際は幾許かの金員を貰い受ける狂言切腹。実際にどの程度あったのかは定かではない。
最近再読した武江年表にはその記述はなかった。
有力譜代の井伊家に狂言切腹に押し掛けたのが秀吉恩顧の芸備福島正則の元家臣。井伊家ではこれ幸いと無理矢理切腹をさせてしまった。
これに激怒したのか元家臣の義父。
武士は相身互いというのに、絶望的な苦境になんら忖度も同情もしない理不尽な薄情さへのプロテスタントに討ち入りまがいに押し掛けるって反封建主義的ストーリー
60年台初期に相応しい映画素材
カンヌではパルムドールはヴィスコンティの「山猫」の後塵を拝したのでしたが、、、言ってみれば次席の栄誉に輝いたのがこの「切腹」なる映画
50年台から60年台にかけてはオリエンタルエキゾチズムだけの邦画が世界の映画祭を席巻しましたが、この重厚骨太な作品にはちゃんとしたドラマツルギーがあります。
いまでも鑑賞に耐えます、、、とキッパリ!、
ところが、、、この名作が「一命」なるタイトルでリメイクされ、なかんづくカンヌのコンペティションに出品されたらしい。
なにぶんにも観てませんからコメントのしようもないが、主演はあの團十郎(当時は海老蔵)
オリジナルは仲代達也さんですから推してしるべし。
コンペではかすりもしなかったみたいだし、、、
今時にこんなコンセプトで映画を作りますかねえ?
雰囲気の読めない二番煎じは国恥的
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