素直に、春の長雨とか菜種梅雨と書けばいいのに(^^)
しかし、その鬱陶しさを突き抜けた爽快な気分を七言の詞章で表現する以上散文的ではあるべきではない。
雨過天青雲破處
五代の時代の後周皇帝世宗の厳命の一部の表現を由来とする、、、、はずなんだが、間違いかなあ?
ネット事典的には、雨降って地固まると類似語だとされています。
想像するに、天青が天晴に誤植され、また混同されたんだろう
雨上がりの雲間からの蒼天の色を陶器に写し出せ!
なんとも無理難題ですが、陶工たちの辛苦は、北宋汝窯(河南省)において実現した。
窯変・・・曜変だとか油滴だとか禍々しい偶然の色調を有難がっているうちはまだ本当の陶器を知らないのだ!と言いたげか、曰く「神品至宝」
陶器の色彩は、この雨過天青なる青磁を随一とする・・・・と極私的には思い込む。
ともあれ味わい深く同じ青でもチンホア(染付)はあまりお好みじゃないもんで・・・
大阪市立東洋陶器美術館で台灣國國立故宮博物院の所蔵品が公開された際のプロモーションビデオ
実に素晴らしい。
皇位の正統性は三種の神器の所有にあるならば、中華帝国の正統な継承は「白菜、豚角煮、青磁の猫の餌入れ」にかかっている。
たかが脆弱な地方王権であっても、南朝が正統とはそういうことなのよ。
見様によっては凡庸とも思えるあまりスッキリしない蒼天の色彩
でも、美を極めるとこれが一番素晴らしいと思えてくるのでしょう。
朝鮮青磁に比べ、青味が薄灰青。
何時迄も眺めていても煩くない。
この「水仙盆」
何に使ったのか?
用途は不明というのが通説ですが、ペットの餌入れだと(^^)
話戻して「神品至宝」
和訳すれば人類史上最高の焼き物という事ですが・・
確かに一点の瑕疵もない完全無欠で「無紋」と称しますが、類似品はいくつかありますが、、、お話にならない。
ともあれ、台灣有事の際には、倭國が責任をもってお預かりする用意がありますが、、、
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