昨日は桃の節句なんだが、、、、昨今はだからどうした?って
なんとも風情のないはなし
天平勝宝年間のこと、越の国に赴任した家持主催の桃李園の宴の際の艶麗無比の絶唱
時は三月一日とありますが、今の暦なら四月上旬。
紅の爛漫の桃花の下に佇む◯◯女子高校のピカピカの一年生。
可愛いとか綺麗とか美しいなんて形容詞なんか余計なこと。月並みな言葉を使わずに美を表現したところが家持の天才たる所以。
しかし、この歌唱には裏読みがある。
世間には邪悪な狐狼がたくさん居ますから、身を護るには桃の魔力。
古事記では、伊奘冉が黄泉の国から逃げ帰る際に、黄泉比良坂で「桃の実」を黄泉の醜女に投げつけて難を逃れた、、、と
古来、中華では元旦に桃符(桃の木で作った魔除の護符)を門扉に飾る習慣があったらしい。
書かれている呪文のような文字は「タイザンイシガントウ」とよむようだが、由来はよくわからない。
美しい乙女たちよ
桃華を散散に浴びて 魔物から身を護れ。
邪悪なものよ、桃華護符にひれ伏せ、退散せよ
というのが真意
雛祭りって、上巳の節句とも桃の節句ともいいますが、、単に季節の華を愛でているのでなく、結構奥深いのです。
因みに桃符はアマゾンでも買えます
大事なお嬢様の為に、、、、
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