似非素人能楽師も、馬齢ばかりを重ね、、、相変わらず上手くなるどころか、フィジカルな衰えは残酷なもの。
そんな時には、むかしの初心者向きの謡曲で「慣らし」でもやってみるかって
土蜘蛛(短いしスペクタルな分かりやすい演目)
衣通姫の和歌だと、古今和歌集にはあります。
伝説の美女だそうです。
古今東西、美女あまたと言うが「美が衣装を通り抜けるほど」って彼女くらい。加えて和歌の守り手である三神のお一人。
けだし、才色兼備!
しかし、奇怪な和歌です。
今宵は彼がきっとやってくるわ。
だって、、、蜘蛛が巣を張っているのはその先触れだって言うでしょう。
謡曲(能楽の脚本)には、仏典、漢詩文、和歌を巧妙に引用しながら詞章を作り上げるのですが、、、「蜘蛛」が引用されるのは極めて稀。
蜘蛛は害虫を餌にするのだから、ヒトザルから嫌われるのは不思議なんですが、やはりルッキングが邪魔をする、、、のは今に始まる事ではないのだ(^^)
ストーリーは、病に臥せる源頼光に襲いかかる土蜘蛛を頼光が伝来の名刀で追い返し、おっとり刀で駆けつけた家臣一同が退治するアクション満載劇。
まあ、素人能楽師はやりませんなあ。
うごきのはげしい演目は難度が高いし、何よりも登場するプロのサポート役の数が多いと、コストが高くなります(^^)
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