2023年6月9日金曜日

帰化人、渡来人、移民、ゲストアルバイター

 とつくにびと(外国人)の移入問題は厄介だ。

名題の通り、いかようなネーミングでも構わないが、とりわけ馴染まないと思い込んでいる倭國の民草や統治者にとっては喉に刺さった鯛の骨。


改めて歴史を振り返ろう。

倭人は東方からの移住は知らないが、あちこちからの移住部族の混合集合体だと思われるから、その結果をもって「単一民族」とは、普通は言わない。



それに、歴史時代以降、大きな民族流入を繰り返している。

古代に於いては半島の動乱により「相当な数の朝鮮族」が渡来(或いは帰化)したらしい。

人口統計がないのだが、新撰姓氏録によれば諸蕃なる外来系の氏族の数は三割近いとされる。

一族郎党を引き連れての渡来だと思われますから人口比率を推定すれば、、、まあそういう事なの。

だから、桓武帝の母上が百済武寧王の末裔の高野新笠であっても、アタシは殊更に違和感を感じる事はない。


日韓統合以降に於いて、、約二百万人の朝鮮人が(自由意思か強制かはともかく)1945年に在留した事が確認されている。戦後約三割が帰還しなかった。だから七割が強制だということとも言い切れない。

因みに、日本統治下に於いて朝鮮族の人口は二倍に増えてます(英国領インド帝国は五割増くらいの人口増のようです)


今時点在留外国人はざっと三百万人

総人口比からすれば、古代のインパクトの方がはるかに大きかったが、かれらは「高度外国人財」だった。昨今は、、、はやい話が近代や現代に於いてはゲストアルバイター。クラシックローマの「多様性と寛容の精神の復興」を目指すEUの理念なんか、そのカケラも認められない。

そのEUですら英国の離脱やら壮大な理想の実現は頓挫しつつある。


世界が頭を抱える難問。

アタシ如きに解法があろうはずがないが、、、


1)移住受け入れは義務ではない。

2)when in Rome, do as the Romans do.

3)町衆の資格は三代以上住んでから


まず近代的なリベラリズムは、移住の自由や国籍離脱の自由を認めるもののその受け入れを義務とするまでのものではない。あくまでも裁量であり恩恵なんだから、勘違いするなよ。

難民への対処とは別問題。


郷に行っては郷に従え、とはクラシックローマ以来の成句。受入先と折り合いをまずつけるのが当たり前

無論受入先も相応の妥協はかんがえるべきだが一方的に妥協するのが人道的でもない、、これまた勘違い。


古都のしきたりには長い歴史の含蓄があるのよ。疎かにしてはならないってこと

例外もあってもいいが、クラシックローマでは兵役につけば市民権が貰えた。アメリカンでも永住権保有者が兵役志願をすれば市民権がもらいやすくなるはずだ。

かと言って自衛隊に志願すれば永住権をあげるのはなあ、、、当然の法理だもん(^^)



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