和歌集の夏部はもっと詠まれても良いと思うのですが、だからと言って上下巻に分けて収録歌数を増やすのは賛成しかねます。
今までのようにギュッと圧縮しているほうが、、、
過日は、火串、鵜飼、篝火で取り合わせましたから、けふは、、、
晝寝の微睡と稲妻(夕立の暗示)
うない子(童子)が
すさみに鳴らす麦笛のこゑに驚く
夏の晝臥し(西行)
はかなしや荒れたる宿の
うたた寝に
稲妻かよふ 手枕の露(良経)
どちらも勅撰集に落選しています。
西行の作品は、俳諧的で諧謔にみちていますから保守派からは無視されたのだろう。
良経の作品は彼らしく寂寞とした諦観はともかく、毎度の虚無の深淵がみえません。
しかしあたりを切り裂く光をあしらったカットバック技法は、、、アタシは好きだ。
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