産業革命期の徒花...あるいは出遅れた負け組が起こした反革命運動が、ラッタイド。
早い話が新式機械の破壊争乱運動ですが、後年の社会・公共福祉獲得運動の萌芽とも言われます。
今は、新しいラッタイド。
負ければ「選挙の不正」を叫び、電子投票システムを目の敵にする。
最新テクノロジーの裏に潜む謀略とやらを喧伝する陰謀説。新しいワクチンも5Gも根拠もなさげに槍玉にあげる。
AIとかの進化と台頭によって、個人の雇用機会が次第に奪われていくのではないかと懸念し、それらの開発を阻止し、利用を控えようという考え方が、ズバリこのこと。
情報技術が消費者の利便性を高めるほどに、労働者としては不安定になる反比例的な関係が存在する。
頻繁なコスト削減・付加価値付与・技術革新は、所得や雇用機会の格差による少数の勝者と多数の敗者を鮮明化しその二層化と敗者固定化を深め、雇用機会や所得を維持するために、個人生活をさらに犠牲にして長時間低賃金の所得デフレ進行を受入れつつ働かねばならない。
その先には家庭やコミュニティが次第におざなりとなりついにはそれらさえも商業的価値観に基づいて外注化され選択されるようになる…とある書物が描く「新しい1984の世界」
まったくの空想物語でもないところがおそろしい。
だったらどうするの?
1)あらたなラッダイト運動に身を投じる
2)寒村陋屋に蟄居しニューテクノロジーから逃避する
3)何もせず歴史の必然と偶然に委ねる
4)進歩と調和の交点を探る
一番良識ありげなのは四番目ですが、多くは単なる作文でしかない。
トランピアンなんかは一番なんでしょうが、都合よくつまみ食いしますから誰も信用しない(同じ電子投票システムでも負けた時だけ「不正」なんですよ)
倭国の統治の中枢部は...二番目かな(^.^)
IT後進国と揶揄批判された時に斯様な論理で反論するならば、ある種の見識かもしれない...手書き台帳を馬鹿にしますが、電子メモリーのライフは超高性能の磁気ディスクですら二百年くらいかなあ?和紙みたいに千年ももたない。
だからアタシは三番目にしようかな?
怠惰無責任と思われても困るので、言い方を変えれば神仏の不可知な御手に委ねる....と言い換える。
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