2021年2月6日土曜日

調香師

 


....

アタシには無理な専門職だわ。

人一倍嗅覚が優れているわけではない。
化学式が皆目判らない
薬剤師の資格があるとこの業界は就職に有利と言われるが、そんな資格取得は大昔に諦めた...と言うか視野にもはいりようがない。
フランス語と英語以外の語学には「堪能」だと自称するが肝心のが苦手(^.^)

まあ化粧品会社や食品業界で禄をはむつもりもなかったから...まあいいや、、、これは負け惜しみ

しかし、一時期「香道」を嗜もうなんて考えた。至高の芸道だし、最後は得意技の王朝古典の知識がものをいうと言うし....でも余りに難度が高い。

ともあれ、アタシの苦手科目をクリアして調香師なんてお仕事をしておられる方々には尊敬という言葉が色褪せます。


かつてはディオールのパフィームやオードトワレの調香で一世を風靡したアンヌ。心因性らしき臭覚障害でキャリアを棒に振り、いまやペットトイレの消臭剤とか...で有り余る才能を浪費する日々。


ギィヨームは、タクシードライバー。ライセンスを失い、娘の親権までも風前の灯。
たまたまアンヌの運転を引き受けた事から、交わらない二人の人生が調香され....あまり小理屈がないまま、、、ハッピーエンド。


知らない中年の女優さんですが、実に素晴らしい。
なんていうか....
傲慢な優雅さや冷酷な自尊心がオートクチュールを纏ったような🤗
これじゃ結婚どころか友だちも出来っこない。


世界は香(薫、匂、芳、芬、馨...)だけで成り立ってはいないのですよ


ギィヨームのさとし言葉でアンヌは甦ったのです。

しかし「良いかほり」を表す漢字の世界のなんとも豊穣な事。
全て生き残っています。
ヒゲを表す漢字は、髭、鬚、髯...と生える部位で使い分けるのが正しいが、今時、いや昔から忘れられた。
倭人は多毛族ではなかったのです。
翻って...かほりの文化は芳醇なはずだが、世界的な調香師って、、、だれかいたかな?

新間美也さん...くらい




0 件のコメント:

コメントを投稿