2021年2月26日金曜日

生活保護という言葉が良くない

 宰相が...まあはずみで口走った生活保護制度。

いろんな良からぬはなしをよく聞くが、アタシには無縁みたい(過去もいまんところも)だからよく知らない....しかし一寸先は闇だし、、、


まず制度の理念...憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活の保障に由来する。

基本は「自助」ですから、自分の命と暮らしは自分で守るのが当たり前。

それが無理ならば法律上の扶養義務者の支援(つまり共助)に委ねる。

そして最終手段が「公助」


日本国民であれば要件さえ満たせば無差別平等に権利がある。

日本国民でなければ受給請求権はないが、行政措置により事実上の保護対象にしている場合があるが、それを「当然の権利」だと錯覚されるのは困ったもの。

それに勘違いされると困るが、生活の支援を直接の目的とするものではなくて、自助に至る道程の支援であると考えるべきだ。

つまり職安の機能が主筋なんですよ。

額に汗して働くよりもラクチン....誤解も甚だしい。






実は全く知らなかったが、この一連の業務をプロに丸投げしているらしい。それも「成功報酬」のオプション付き。

受給要件の該非判定のマニュアル化は可能だが、その個人に適した働きがいのある仕事の斡旋は素人公務員では難しい。人材派遣業界の方が適している....

という事で、

正当な受給要件に合致する申請に対して、仕事を斡旋して受給を取り下げさせたり、受給者に仕事を斡旋して生活保護を打ち切れば、通常の受託費に成功報酬が加算される契約体系になっているらしい


実に素晴らしい...筈なんだが、実際に受託しているのはあの悪名高い某大手企業ですから、なんだか胡散臭く制度の貧困ビジネス化を企んでいると思えてくる。

息のかかった関係企業に派遣登録をさせて、バイト紛いの仕事に押し込んで派遣手数料をせしめる...なんてありげな話し。

けだし、グリコみたいに一粒で二度美味しい!


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