過日に菟原乙女や真間手児奈を話題にしながら、ドラマティックなおはなしは、オトコ二人に女ひとり。逆は犬も喰わない...とかなんとか。
しかし、少し筆が滑ったかも(^.^)
秘密への招待状
なかなかミステリアスによく出来た映画です。
ジュリアンムーアとミシェルウィリアムズの競演だもん面白くて当たり前かも知れないが、ムーア扮する主演役の狡猾なストラテジーを垣間見てみよう。
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アタシはテレサ。
ゼロから一級のメディアリサーチ会社を立上げた。
あまり売れていない抽象芸術家の夫オスカーとその娘と二人の間の双子の五人家族は円満そのもの。
近々娘は、あまり気に入った相手でもないが、華燭の祭典....まあ仕方ないかって。
しかしアタシは余命幾ばくもなく、事業と家族の行く末を案じある策謀をめぐらすことにした。
オスカーの娘の実の母イザベルは資金難と戦いながらインドで孤児救済事業を行なっている。
この程度のリサーチはお手の物...
アタシはイザベルに二百万ドルの寄付を申し出、半ば強引にNYに呼び出す。
娘の結婚式の準備で多忙なのでミーティングは式後にしたいから、式にも出て欲しいと更に強引に...
イザベルは寄付の為だろうが不承不精出席し、二十年前に恋人だったオスカーと再会。さらに実の娘の結婚式に参加したことに困惑するだろう。
アタシの意図が理解できず寄付を諦めインドに帰ろうとするだろうが....
アタシの新しい提案....「予想外の出来事だったから寄付の額を十倍にしたいの。多少時間がかかるからしばらくNYに滞在して欲しい」
あまりに白々しいが、二千万ドルは余りに魅力的。
提示された寄付契約書
イザベルは更に愕然とするだろう。
これは寄付ではなく孤児支援の財団法人設立とイザベルがその運営にあたる為NYに定住する内容....さすがに堪忍袋の緒がキレたが...そこでアタシは、出来ればやりたくはないが、切り札を出す。
余命はあと僅かしかない
会社は売却したからその金が財団の原資。
家族の今後を託せるのはイザベルしかいないから、曲げて了解して欲しいって
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あまりにつくり話ですが、映画とはそんなもの
しかし、面白いのはこの作品はデンマーク映画のリメイクであり、オリジナルは「オトコ二人に女ひとり」だったという事。
さすがにハリウッドは、なんとも大胆な冒険をやったものです。
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