近畿の「チベット」なる辺境には時として偉大な、、、希代の巨樹とも言うべき人物が顕れる。
紀伊國屋文左衛門
南方熊楠
植芝盛平
松下幸之助
岡潔
革新は辺境に生まれる....とは世界史的な現象らしい。歴史に残る偉業かどうか(本当に人類の福音をもたらすのか?)はまだ断定は出来ないが、ファイザー社のmRNA型ワクチンの開発を眺めるに....
産みの母はハンガリーの女性研究者
研究費に事欠く彼女を支援したのがトルコ系移民のベンチャー企業
そのベンチャーに多額の研究費を支援したファイザー社のCEOはギリシャ人
そのギリシャ人を抜擢したのはスコットランド系でジンバブエ出身.....
多少バイアスのかかった記事の引用だが、いまや世界で戦えるグローバルキャピタリズムとはそういうものらしく「青い眼の経営者...」とかの形容詞では周回おくれ...なんだろうなあ
さりとて、理性や論理だけでは成り立たない社会でもあるし、せめては「黒い目と髪のガイシン」くらいを抜擢しないとやってけない時代。
岡潔さんは、アタシんところの寒村陋屋の隣町の中学から京都で学び数学者の道へ
多変数複素解析関数論なる全く意味不明な領域で世界的な名声を得たが....その割に論文の数は少なく、著作集の大半は示唆に富む文系作品ばかり。
前途優位な文科系の学生がその著作に籠絡されて理系に転じた例はままあるようだが、世界を席巻しそうな理科系の才能が幼少期から囲碁将棋に囲い込まれて費消されているんだから、バランスよくその程度は許される範囲。
突き詰めた研究の果てに、先生は故郷のアタシよりも遥かに寒村陋屋の地で赤貧ながらの晴耕雨読の日々。
芭蕉のようなかどうかはともかく明鏡止水の境地に到達した孤高の数学者は天晴れとしか形容のしようがなく...御上も勲功卓絶とお褒めになられたのは慶賀の至りだと。
数式を突き詰めれば、情緒的な世界に至るのかしら?
筑摩書房の日本詩人選
玉石混交とは思うものの手堅く編纂はしている分だけ斬新さはなくその分面白みに欠ける。
芭蕉はその道の第一人の尾形功さんの執筆だが、、、岡潔先生にお願いすべきだった。
当時の筑摩ならば検討くらいはしただろうが、、、
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