2021年7月10日土曜日

広田弘毅

 昭和史の極悪人の斬罪録は枚挙のいとまなしだが、、

半藤一利
加藤陽子....あえて「先生」
の対談評価ならば読みがいもあるし、堕日記とは言え「ネタ」になるだろう。
今回二人にお白洲に引き出されたのは...文官ばかり

広田弘毅

中級品の背広族ご愛用作家、城山三郎氏の作品だが、、、彼に歴史に残る名作ってあったかしら?
初期の、、、乗っ取り(日本橋白木屋の株式買い占め事件)や総会屋錦城は面白い。
しかし、彼を評価する御用評論家は、、「落日燃ゆ」だそうな。





冤罪だとは思いますが、極東軍事裁判で唯一の文官死刑囚

判官贔屓の倭人はそれだけで湿度満載感情。

たまたま近衞は自殺するし、大川周明は心神喪失になるから、政策的に血祭りに挙げられたってこともあるが、、、まああの時代、個人的な利得は別にしても国家にとって良かれとした行為に皆さん殉じたわけですよ。

その「良かれ」の判断に非常な懈怠があり、その懈怠に恥じて自裁しないことを法が咎めたってこと。

ある意味で、広田は自覚も判断能力にも乏しかったのですよ。

誰が何をやっても上手くいかない時代....確かに

でも、歴史が評価するのは上手くいかない時代をなんとか上手くこなした人物ですよ。

あるいはこなそうとして溝漑に前のめりに斃れた人物ですよ。


広田は小賢しくもどちらでもなかった。

まあ、運もなかったなあ

文化勲章の発案内閣なんだが、倒閣のあおりで、栄誉は次の林銑十郎内閣に盗み取られた。

0 件のコメント:

コメントを投稿