梅雨はじっとりシトシト降るもんだが、昨今は...被災された方々には災難としか語るべき言葉はない。
災害大国な倭国。
川が溢れ地が裂け山が崩れるとは杞憂めいた比喩ではなくて歴史的な事実。
アタシの寒村陋屋あたりの川向こうは二本の大河の合流地点なので堤防のない時代は氾濫は当たり前。床下浸水程度は災害とは言わない。さすがに床上ともなれば、、、まあ一センチも一メートルも同じ事。
雨がどんだけ降ろうが、水に浸からないとなれば、夜中も安らかに眠れる。
しかし、台風シーズンに強風に吹かれると屋根瓦を根こそぎもっていかれる。
だから、床下は次の台風に備えて屋根瓦一式備蓄中
瓦くらい吹き飛ばされても大したことはないが、土砂崩れは....
アタシの下駄履きアパート界隈は六甲山系の風光明媚な....なんて不動産屋のセールストークに騙されてはいけない。
日本書紀以来の史書には度々の災害が綴られている。
花崗岩質ですからあまり強固な地盤ではない。
1938年の阪神大水害(谷崎の細雪にも登場します)以降は治山治水と開発規制の結果、災害はあるものの大惨禍には至らない。
しかし災害は忘れた頃にやってくる。
心構えとしてはその通りだが、緊張感は長く持続するものではない。
惨禍に会い財は胡散霧消するもんだって思う事だ。
ユダヤ人の知恵を借りれば、持って逃げれるものを財産にせよ。
絵画はクルマのトランクに入るサイズまで
ダイヤの原石ならばソーヤブル
金ならば鑑定の不要な金貨....とかなんとか
しかし、そんな虚飾な有形資産よりも、カエサルだけが持ち得たと言われる五つの資質「知力、説得力、肉体的耐久力、持続する意志、自己制御」のうち全ては到底無理だから、二つか三つくらいは身につけておきたい。
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