カンヌ映画祭の栄誉に輝く邦画は結構ありますが、そのなかでも出色の出来栄え。
パルムドールやグランプリが取れなくとも、素晴らしいものは素晴らしい❣️
ハルキの短編を三時間の長丁場....スリルもサスペンスも無論スペクタクルもお呼びではなく、ギャラの高そうな大物役者も居らず、ハズレのないことが分かっていながら力量がないとストーリーにならないある種のバックステージもの、、、、公式サイトの表現だと「ストーリーと映画内演劇が重層的に呼応しあう驚異的」な展開。
なんといってもアメイジングなのは、倭語、英語、チャイ語はもとより韓国手話までの多国籍言語を駆使しての「ワーニャ伯父さん」の舞台製作プロセスの圧巻のダイバーシティ。
絶望に耐えても生きていかねばならないというチェーホフのテーマと主人公の生きようが重なり会う。
ハルキの映像化作品はそこそこあるようなないような、、、でも最初の小説「風の歌を聴け」は早々に映像化されてますし.....実は大森一樹監督だから小屋で観てます。しかし、まっまく記憶がなくあんときから相性が悪かった(^^)
今回は、原作を読む気はないが相当に換骨奪胎をして映像作家独自の世界を創り上げたのが正解だったみたい。
いままでの受賞作品一覧ですが、、どれよりも素晴らしいとアタシは思うし、共感して貰えれば、極私的映画鑑賞家であっても嬉しい。
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補足
万引き家族、、、、どの年は特別でして、パルムドールであっても、金メダルじゃなくて銀メダル程度。
プラチナメダルがゴダールの新作に与えられていまさす。だから、官房長官記者会見でスルーしたのは当たり前。
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