定説は藤原定家撰。
有力な鎌倉御家人の依頼で編纂したアンソロジーとされるが、その編纂基準等は諸説芬々
定家が王朝和歌史の巨峰の一人であり、実作者のみならず歌学者としてもその才能や学識には定評があり、さすがに子規ですら「下手な歌詠み」と罵声をなげかけなかった。
しかし、、、、
才能ある歌人ばかり選んだ訳ではない。
その歌人の秀作を選んだ訳ではない。
和歌集は一首一首でなく全体として含味するものともされ、さまざまな解説書が百家争鳴状態
一昨年も
去年も今年も
一昨日も昨日も今日も
わが戀ふる君 (源順集)
三十六歌仙のひとりで十世紀の頃の中流貴族
博覧強記にして稀代の言葉遊びの達人だが、不遇の生涯。
何が不遇と言って定家の「百人」の選外となり、王朝和歌史からもその知名度は消えてしまった、、、知る人は知るのだが
かような言葉遊びが平気に出来てしまう天才
掲載した恋歌、、、才気だけのアイデアで二番煎じはあり得ないって(^^)
この藤原公任が選んだ平安期の名歌人一覧は、かの佐竹本の「三十六歌仙絵巻物」でも有名ですが、源順については、
さして名歌とも思わないが、切り刻まれた絵巻は掛け軸となり、重要文化財に指定されて今はサントリー美術館がお持ちのようです。
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