なかなか含蓄深いアメリカンの小説です。
二度映画化もされてますが、オリジナル版はオスカーを幾つもゲットしました(1949年)
リメイクは今世紀に入ってから.....なんでこの時期にこんなテイストでって誰もが思ったでしょうねえ。重量級の傾向的な役者を揃えたが、興行もポリテカルリアクションも振るわなかったみたいです。
政治の腐敗に義憤し自らが政治を志すが、朱に交われば赤くなるってよくある話しであり、オリジナル版はそういう感じ。
同じような「スミス氏都に行く」は最後まで清廉潔白のまま、、、って実に空々しい(^^)
当然ながら、絵に描いたような民主主義礼讃映画は小屋にかかりましたが、民主主義のダークサイドなんかを描いた方はGHQがダメ出し。
ようやく公開されたのは、なんと角栄疑惑から逮捕の頃。なんとも意味深な.....
しかし、リメイク版は「政治のダークサイド」に堕ちたというよりも、最初からダークサイドの「住人」だと言わんばかりです。
アナキン・スカイウォーカーは、ダークサイドに堕ちても改悛の情が認められたが、シスの暗黒卿は徹頭徹尾の「悪」
しかし、善は悪から生まれることもある(....かなあ)
この小説はモデル小説だと言われ、ルイジアナのヒューイ・ロング(州知事から上院議員)の劇的な生涯そのまま。暗殺されなければ、ルーズベルトの再選はどうなった判らず、歴史が変わったとも........まあある種のよくある陰謀論かな
今年は、、、倭国の夏頃の参議院選挙ってそう面白みはないが、アメリカンの中間選挙はどうなるんだろう
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