自然法、真っ当な国際的な信義や公的に認知された国際機関の決定を蔑ろにして恥いることのない国家なんかは国際社会の一員たる資格はなく「破門絶縁」するのが妥当である。
しかしなあ....UNの扉を開けて中に入るのも敷居が高いが、一旦中に入ると追い出すのも難しい。
安保理の勧告(はやい話が常任理事国の賛否の一致)による総会の決議が必要な手続きであり、如何なるローグネーションであっても、当人に安保理拒否権がある限り、その地位は安泰。
自主的に「脱退」するのは勝手だが、そんな無意味なパフォーマンスは松岡洋右だけ。
席だけあっても邪魔にならないし、加盟分担金は滞納すれば済む話(国連での活動に制約は受けます)
ロシアやベラルーシへの「制裁」は多岐多様様々な分野に及んでいるが、国際連合からの追放と西側の武力反攻だけは非常にむつかしい。
ここまで書いて昔年の疑問について多少考えてみた。
ならば中華民国は安保理常任理事国だったのに何故UNから追放されたのか?
国際政治の微妙な力学の結果、、、としかいいようがないが、細かいやりとりは省略します。
政治という精緻なアートの世界の醍醐味が此処にはあります。
今から思えば、国共内戦は中共の勝利で、中華は台湾での地方政権あるいは亡命国家となった。しかし双方(とりわけ中華)が唯一の正統政権である立場を崩さない事が縺れの始まり(ひとつの中国にこだわった)
アメリカがとことん中華を護ればことは容易ではなかったはずだが、ベトナムの泥沼から逃れる為には中共の協力が不可欠であり、アメリカが二重代表制の方針に転じた為、、、中華は松岡洋右みたいにカッコつけちゃったわけなの。追放されたというよりも自発的に出ていったわけ。
だから今頃になって各国際機関への再加盟なんていいだしてもねえ(^^)
優れて教訓的な歴史のエピソード
国際政治で図々しく自国益を拡大するには、国際社会の内側で利益ある事には従い不利益な決定は無視するという生き方に如かずということ
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