先人達の作品のええとこどりからなる(今ならば完全に著作権侵害)シェイクスピアの恋愛悲劇。
ミュージカル、バレー、映画と多岐多様に翻案されるが、多少の新機軸を出したのはブロードウェイの「ウェストサイド物語」だけかな
しかし、モダンバレーならば、これ!!
かの「物語」のリメイク版が「ウェストサイドストーリー」なんですが、、、出来は悪くないが収益性は期待はずれかも。
一方で舞台はと言えば、大作家の戯曲がありますから解釈は出来ても改変はやり難い。
しかし、パンデミック転じて至福となす!
RNT(ロイヤルナショナルシアター)が、無観客で演じた舞台を映画的に映像化したライブビューイングを鑑賞する。
この歳になってロミジュリか?って揶揄するのは勝手だが、プロ鑑賞家ですから前もって目利きには自信あり(^^)
通常のロミジュリの舞台はインターミッションをいれて三時間余りの長丁場で冗漫。それを百分の映像に仕立て上げ、、、あまつさえ、ウェストサイドストーリーの視覚環境のままシェイクスピア英語を散りばめて原作の芳雅を失わない。
舞台はヴェローナ、登場人物は貴族系とされるが、どうみてもNYのダウンタウンに屯するプエルトリコ人だかプワーホワイト
実に素晴らしい、、、んだが、毎度のことながらなんともミゼラブルな観客席
マトモなオトナの鑑賞に耐える出し物には閑古鳥というのが現実
テレビリメイク、漫画原作なんかのお子様ランチにしか客は来ない.....早晩倭の映画産業は死に絶えますよ。
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