2023年1月31日火曜日

節分.....豆滅の刃

 節分に巻き寿司を食するイワレは、聞き飽きたし、顎が外れそうな太巻きは、喉を詰まらせる。

老人には、嚥下性肺炎は最大の鬼門の一つ
ほかにもやる事があるはずだ。





最近は豆まきをみかけない。

鬼が豆を嫌う理由も解らない。


Goblins Out! Fortune In!  


って言うらしいが、視座をかえてみれば、排外的で自己中です。

後の掃除も面倒だし食べ物を粗末にしてもいけない。大人しく年の数だけナッツを食べるのが無難。



鰯もいまや高級魚。

でも食べることに意味があるのでなく、柊とセットでアタマを玄関飾りにする方が良い。

ご贔屓の魚屋さんならば、アタマだけをわけてくれますよ。



鰯の臭みと柊の棘で邪気を祓う......豆まきより意義が有りげ。臭みと棘に意味があるんだから、くさやの干物と薔薇の枝でも霊験、、、、は解らない。


あとは、、、あまりにローカルな風習らしく、駄文ネタにもなりにくい。


2023年1月30日月曜日

薫香

 確かに「労作」だと一見して印象をもちました。だからといって業績に尊敬の念をもったとしても、感銘や感動はまた別の話


薫香文化はやはり仏教伝来と期を同じくするのだろうなあ。


煌びやかな金ピカの偶像、

まがまがしいまでに朱塗りの大伽藍、

堂内に共鳴する声明(広義の仏教音楽)、、、

そして脳髄を麻痺させんような薫香


宗教が、、、でなくても大衆を心理的に籠絡するテクニック(洗脳とかマインドコントロールとも)は二千年前からあまり変わらない。


薫香の使い方は、、、


供香(仏前等で焚くこと)

空香(そらたきもので室内に漂わせる)

衣香(衣類にたきしめる)


の順番に生活空間に浸透したようだ。

それ以外にも、仏教では塗香や飲香の習慣もある(塗香は目にする事は稀にありますが、飲香の例は知らない)

つまり、一般的には薫香は「間接的」に身にまとうものらしく、直接肌にまとうのは異例なんだ。

洋服ならばパルファンを肌に直接つけるが、和装ならば「匂袋」を帯の間にはさむのが嗜み


この文化の差異(無論優劣ではない)は、、、なんともじつにおもしろい......のですが、灰色の脳細胞の連想は異郷にとぶ(^^)



まだ微かな記憶が残っていますから、アタシは当時からマセていたのかある種の発達障碍だったのかも

1965年の市川崑さんのテレビドラマ「源氏物語」

スタイリッシュの極致だし、藝術かエロ(猥褻)かと物議を、、、我が家でも鑑賞禁止令がでたらしくロクに見せて貰えなかった。


なんせ凝り性の崑監督は、俳優さんたちに「あの時代は風呂は週一程度だったからそれを守ってスタジオに来るように」と言明したらしい。

垢まみれ汗臭く濡れ場を演じたなんて、、微苦笑するしかない。

職場環境保持のために「空香」を盛大にやった、、、かなあ?

残念ながら映像データは散逸したらしく、内容は想像するしかない。

ヒカルくんを伊丹十三が演じた事は知っているが、数多登場する姫君たちをどの女優さんが演じたのだろうか?

以下出演女優(今となっては鬼籍に入られた方もおられますが、なんせ60年前ですから皆さん二十歳台から三十路そこそこの美貌真っ盛り)


小山明子

黒柳徹子

池内淳子

木暮三千代

加賀まりこ

藤村志保

中村珠生

岸田今日子

ミヤコ蝶々

本間千代子

冨士真奈美

野川由美子

丘さとみ

吉村実子


どんな配役だったのか空想するだけで楽しい。

1965年当時の年齢ですが、

本間千代子や加賀まりこは二十歳そこそこ

ベテラン系で三十路半ばくらいです。

五十四帖全部を映像化したとは思えないので、須磨明石くらいまで、、、

であれば、

玉鬘

女三の宮

宇治の姫君 なんかは登場しない

藤壺を小山明子が演じたらしいが、あとは解らない。



近日中にアタシならの配役表を公開しましょう。

今日の付録は、同じ時期に市川崑さんの初めてだと思いますが、加賀まりこさんを起用した歯磨きのCM

実にユニークなんです。









2023年1月29日日曜日

漢字の美しさ

 



女史の原文引用

....

漢字が美しいのは、絵画や彫刻と同じで観る人の想像力を刺激するから、、、、文字は意味を伝える事だけでなく、想像力を刺激する事で世界までを広くする
.....



なんでも平仮名にしてしまう行政な愚かさは言うに及ばず。

いわんや植物名をカタカナ表記やらに決めている植物学会は国賊、、、いやいや科学者として想像力の欠如は致命的ではないのかしら?


薔薇とバラ

桔梗とキキョウ

菫とスミレ、、、、勝負は見えているのだが、そんなこともわからないのが、けだし想像力の欠如。


かかるが故に漢字(繁体文字、、、いわゆる正字)を捨てた民族とは、、、文化の未来を語り合うことはアタシには無理


女史にポン酒が送られてきたらしく、香露(熊本の銘酒でアタシもお気に入り)や酔鯨(高知産)やらの言葉の美しさを絶賛している。

無論味わいも良かったに違いない。

あとは、天狗舞とか澤乃井(これはあまり呑もうとは、、、、)


オモロいって思ったのは、国際捕鯨委員会の総会時の招宴にこの銘酒「酔鯨」をマスキングして振る舞うっていう女史のくわだて


宴もたけなわになり全員が酔っ払った所で種明かし

文化を共有しない連中とは、相手が一本とられたって苦笑いさせてからが、、、論理と理性での勝負。

最初から理屈だけで推すのは高偏差値ながら知性のない証拠だということ


けだし、、、👏👏👏


2023年1月28日土曜日

ローマ式少子化対策

 



帝政ローマが成立し、人類が歴史的に幸せだった五賢帝期に至る間、帝国の基礎工事として、カエサルからティベリウスに至る英明なリーダーたちは、さまざまな仕掛けを講じ、、、無論その中にはローマの背骨である「ローマ市民」の数の維持も含まれる。



以下「三人子持ち法」なる異次元の法制度(女史の著作の曽孫引きです)


・子がない独身女性は、50歳を超えるといかなる相続 権も認められない。 
・裕福な独身女性は、結婚するまで男にはなかった直 接税を収め続けなければならない。 
・結婚し、第一子が誕生することで女の相続権が認め られ納税の義務は解消される。 
・公職への登用は婚姻の有無、子供数の多寡が考慮さ れる。 
・三人の子供を生んだ女は、家父長権から解放され経 済上でも男と同等の権利を持つ。 


当時の結婚観なり女性の位置付けや地位を背景としますからそのまま現代に適用できるものでも、すべきものではないが「理念」くらいは尊重に値します。


結婚する(無論異性婚)、出産する、多産の実現、、、の段階に応じて「女性の地位なり価値」があがる、つまりオスザルと同等あるいはそれ以上の待遇が得られるという事だし、確か子女が4名いれば母親は左団扇で生涯暮らせたはずだ。

カネをばら撒くような真似はしない。

だだ、権利を与え義務から解放してあげるだけ、、、多分効果はあったはずだ。

だから300年この法制は微調整を加えながらも長らえました。



今の時代、男女同権、法の下の平等....なることは理念であり現実は甚だしい「不平等」がまかりとっていることは誰もか常識だと思っている。

その「常識」を覆す民法、労働法、税法の「非常識的に異次元なルール」くらいは憲法の理念を実現するもので合憲だし、その理屈に困るならば、国家存立に関わる重要政策という事で統治行為論を前面に押し出しても構わない、、、かなりな暴論(^^)


ローマ市民がローマの背骨だということは、国家や国民の安全保障に直接責任を持つローマ帝国常設軍の維持の為にはローマ市民の減少はあってはならないことを意味する。つまり「防衛力強化と少子化対策」は選択ではなく車の両輪であらねばならない、、、って事が倭國の選良達には何故わからない。


砂漠に水撒くような小出しの給付金なんかやめちゃえばいいの。

結婚して、子供を沢山産むと優先して実入りのいい正規職にありつけるし(能力に秀でていればが前提ですが)、納税義務からも解放され、、、、ならば、キャリアを捨てる事なく幸せな家庭をもち、物心共に満足な生活を満喫できそうって思うでしょうし、、、

金をかけずに制度的優遇措置で相当部分は賄えます。


でも、賢明な女性ほど実現可能性には懐疑的だろうし、さほどでもなくても政府にはなん度も騙された事は覚えています。

2023年1月27日金曜日

JPOPS

 



このジャンルの音楽を久しく聴くことがなかったし、いわんや今時の演歌なんか、、、

アマゾンプライムに音源は数多あるが、映画を観る方が忙しくて

遅まきながら、昨年あたりのヒット曲やら人気歌手(グループ)を紐解くに、、、

久しく聴いていなかった事もあるが、とてもついていけないわ(^^)


歌手(グループ)の名前たるや、ローマ字だらけに奇天烈なネーミング。


YOASOBI(夜遊び)

マカロニえんぴつ

SEKAI NO OWARI(世界の終わり)

Official 髭男 dism(なんちゃらヒゲオトコって口走り我が家のケメコ様に失笑された)


歌詞は早口言葉が舌噛みそうで日本語のアクセントもイントネーションも無視して、なんとも言い難いメロディラインに載っかる。


しかし、倭語の新しい地平を開拓しようとしている気分は感じる。

ローマ字をここまで駆使するんだったら、、、ってことからの提案として


倭語の表記方法に法的な規定はない。

しかし慣用的に、漢字(あくまで繁体文字だけ).平仮名、片仮名、ローマ字、、、あと「手話」が障碍者基本法の解釈上認知されていますし、然るべき政府の公式会見では使われています。

点字はよくわかりませんが、同様に位置付けるべきだろう。

その地平にまで辿り着けば、、、売れるとは思わないが、チャレンジすることにはそれ以上の価値がある。


手話だけのコンサート

点字だけの楽譜やグループ名称



今回大量のシャワーのように聴いたJPOPS

まあ記憶に残るのは、、、











2023年1月26日木曜日

亡国の忠臣

 女史の憂国論的「エセー」のバックナンバーを探し出して拾い読む


......

亡国の悲劇とは、人材の欠乏から起こるものではなく、その人材を使いこなすメカニズムが機能しなくなるから起こるのだ

....


治世の賢臣

乱世の忠臣、、、、なる言葉


いつの時代にも才能があり、浮利を顧みず、忠義を尽くすヒトザルはいます。

太平記の時代ならば、南朝方の「三木一草」、宋代ならば「亡宋の三傑」、、、面倒ですから個々の名前やエピソードは略します。

忠臣と呼ばれる方々は皆さん、、、名を後世に残したとは言え不幸な末路。

特段名を惜しんだわけではないだろう。


楠木正成の末期の言葉は(後年誤った使い方を喧伝されたが)....七生報国

また、南宋期最大の英雄的武将であった悲劇の岳飛は背中に刺青.....尽忠報国

こちらの方は当時の敵国の武将の逸話ですから、当然ながら無視された。


ゆえに、韓愈のこの随想の一節が今に残る


2023年1月25日水曜日

顔晒しの何が悪い?

 立法事実はこんな事ではなかったはずだ。



顔を晒せば、、、訴訟リスクに晒されるが、マナー違反やエチケット違反を含め犯罪近接行為の顔晒しの何が悪い(無論正義感が前提)


はなし変わりますが、行政もやりたい事を結構この法律で縛られていますが、、、天下の悪法の指弾、、、それはべつにして


まず、回転寿司店の搬送レギュレーションに瑕疵がないかい?

確か、、、と留保付きだが、アメリカンで回転寿司事業をやりたいと営業クンが持ちかけてきたので調べたことがある。

カバーをかけてレーンにのせないとダメ

実に合理的だ。

倭國でもそういうシステムのチェーン店がある。


次に、ユーチューブで炎上とは、アクセス回数で報酬がリンクするんだよね?

かような反道徳的反社会的投稿にも支払うのかなあ?

それは如何かなあって当たり前だろうとおもうのですよ。


民事と刑事で再起不能になるまで叩けばいい。

裁判公開原則ありますから、裁判記録をドンドン晒してあげますよ(^^)




Ennio

 最初のイメージがあまりに強烈

そして、同業者たちの羨望に嫉妬、、、だから正当な評価を得るまであまりに時間がかかった。




マカロニなんて揶揄されるチープな西部劇(つまり中身がないし、定番の教会や小学校の女教師なんか影も形もない)

売れないテレビ役者(後年ハリウッドで最も尊敬される映画人の一人になった)やらを起用し、、、だから彼の衝撃的な旋律や楽器の使い方がなかったらあれほどの大ヒットはなかったに違いない。

その後も、彼の西部劇音楽ばかりに話題が集まるが、彼の全仕事からすれば正鵠を得ていない。



オスカーは五度ノミネートされ、、、その後名誉賞を受賞。これは受賞出来なかったけどまあ長年の功績への残念賞みたいな、、、ある意味で「退職記念品」みたいな失礼な話。

しかし、その後六度目で作曲賞を受賞!

タランティーノの作品なんだが、彼の大袈裟な賛辞はさておき、もっと相応しい作品はありますよ


例えば、、、、



知らなかった、、、、

あのジョーンバエズの声です。

まあかようなテーマの作品はハリウッドではオスカーノミネートは無理。

倭國の死刑囚の再審請求運動や死刑制度反対でどうして使わないのか?

センスがあまりにないからムーブメントにならないのかもなあ

2023年1月24日火曜日

香水とラジ

 



普通は接続詞で繋ぐこともない....でも狂言綺語師の手にかかれば

マリリンモンロー来日時に江戸前の小粋な女優さんのコメント

アタシって、、、毎晩
香水を「付けず」にラジオを「つけてるわ」

座布団一枚!、、、なんですが、これはアタシの捏造です。(^^)
あるネットコラムには、マリリンが来日時の記者会見での彼女自身の発言、、、なわけないでしょう🤭🤥
記者会見は英語でのやりとりだったはず。
同じ「つける」でも
Turn 
wear

くらい違うのだから、シャレにも掛かり言葉にもなりはしない。

今時は英語力もかなり上がったはずだが、まだこの程度か😓



昨今は、あまり「香水」が流行らないのかなあ?

体臭が少なくお風呂にこまめにはいる清潔人間にはさほど必要でもなく、典雅な懐石店に香水芬々とマダムが登場するなら、、、塩撒いて追い返せよって。

あんまり興味はないが、パルファンとフレグランス、トワレのアバウトな定義分けくらいは解る。

しかし、王朝時代の薫香については余りにも奥が深く、、、只今勉強中。


しかし、アタシって、この盲目の退役将校ほども鼻が効かない。

オスカーベストアクトレスの栄誉に輝いたのは、このエンディングシーンの前


介添のアルバイト君(オレゴンの片田舎から名門校にやってきた真面目くん)が、理不尽な濡衣を着せられ退学の危機。

怒り狂ったアルパチーノは火を吐くような擁護の弁舌の素晴らしいの披露とか、、、色々名シーン満載の名作。


弁論に感動したこの先生の愛用の香水は、おフランスはキャロン謹製の「フルールロカイユ」


眼が見えなくとも、薫り(香り)で、貴女がわかりますよって、、、にくい殺し文句(^^)

でも鋭い嗅覚には、逆に視覚は邪魔。

王朝美學的には、梅香は春闇に一番冴え渡る


梅が香におどろかれつつ

春の夜の闇

こそ人は あくがらしけれ(千載集 春上)


けだし和泉式部ワールドですよ

闇の奥底から微かに匂う梅香に、振り向いてもくれなくなったあの人のいつもの薫香を思い出し

尋ねてくるはずもないのに、、、、

アタシのこころは誘われるように庭先へ彷徨い出ていく


うすら寒い陽光の下の梅の花見宴なんか、倭人にはおもしろくなかったのがよく分かります。

梅園散策も夜にライトをおとして、客を入れると雅なのになあ





2023年1月23日月曜日

何故かひし美ゆり子

 なんか脈絡は感じますなあ(^^)



年末のガラコンサートで、シューマンのピアノコンツェルトをはじめて聴いたのですが、、、シューマンって、トロイメライと奥様とブラームスの不倫疑惑しか知らない。

だからググると、ウルトラセブンの最終回に使われたらしい。



このシュールさを誰が企てた?

音楽担当は冬木透さんらしいが知らない。

更にググると、、、蒔田尚昊氏に辿り着く。

どうやら、アカデミック音楽は蒔田、商業音楽では冬木を呼称しているらしい。

アカデミック音楽の大家、黛敏郎氏や武満徹氏が映画音楽を結構手掛けていますが、さほどインパクトのあるものはない。

邦画音楽で名が残るのは





かつては映画音楽というジャンルがあったくらいで結構一世を風靡したのだ。


ニーノロータ

ジョンウィリアム

エルマーバーンスタイン、、、ほか数多

しかし、倭人はかすりもしない、坂本龍一氏がオスカーの栄誉に輝いたが、、、

あれはなんかの間違いで、エンリオモリコーネのアンタッチャブルに行くべきだった。



あのポチョムキンのオデッサの階段を思わせるシーンの見事さ❣️

あっと、、、サウンドトラックはこれ



ということで、次回はエンリオモリコーネさんの話題へ


To be continued