新年は年末から読み始めた太平記と「危険な文筆家」のエセー(本人は同胞へのライトレターだと)を、、、、
思えば半世紀のお付き合いだ。
「七生」とか「紘◯」なんて命名されると親の程度や思想傾向があらかた判別出来るが例外もあるようだ。
平明簡潔
辛辣冷静.......な文体に目を剥き、やはり「知性はオスザルに限る」と、、、誤解にも程がある(^^)
女史は歴史家或いは思想家を装う文筆家である。小説ではなく歴史でもない作品(史伝)で名をなす。
しかし一般的な肩書は歴史作家や小説家
しばらくは女史の至言めいた言葉の残片を弄びながら駄文を書いてみます。
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彼ら(クラシックローマ)が考えていたインフラとは
需要が見込めるから行うことではなく、需要を喚起するために行う大事業であった。
つまり「経済」ではなく「政治」であった......
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若かりし頃の女史ならば「利権」なんか論外と辛辣に付言したに違いない(^^)
そもそもクラシックローマの公共投資は「ノブレスオブリージュ」である。
富・権力・地位には義務が伴うという事であり、ローマ貴族は争うように公共物の建設や整備を行った(クラシックグリースもまた然りだったらしい)
見返りは「ネーミングライツ」だけ。
そしてそれは二千年後の今に残る。
色々調べてみたが、相当する東洋語がない。
位高ければ徳高きを要す、なる言葉があるがこれは単なる文語調翻訳であり、古典に典拠はないようだ。
漢語(正確には簡体文字しかないみたい)では「貴族義務」、、、なんとも品位も格調もない翻訳。
つまりは明治期に輸入された概念であり、健気なまでに一生懸命に学習はしたようだが、長くは定着はしなかった。
ドラマ「坂の上の雲」では、高橋是清が大学予備校を目指す真之や子規(ドラマでは漱石や山田美妙もいました)にかような英語を教えるシーンがありました。
English gentlemen are philanthropist, assisting the weak and striking down the strong.
They detest all unfairness and fight for justice while suing great respect for the law.
このスピリッツはそうそうに死滅し、戦後も復活しなかった、、、ようです。
唯一皇室にだけは、、、と思っていたが、それもあやしくなってきた。
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