2023年1月22日日曜日

湯桶読み、重箱読み

 


「正しい」というよりも「正統的」かな。
その対義は「変則」である。
正統が正しくて変則が間違っているとは言わない。

変則でも、変則であることに一定の合理性はある。


漢字二文字の熟語は音読みを原則とする

音読みとは中華での読み方だが、地域と時代でいくつかのパターンに分かれる。

漢音、呉音、唐音、、、とか色々

従って、音読み+訓読み、訓読み+音読みは原則ではなく変則である。

前者を重箱読み

後者を湯桶読みっていいます(中学国語では習得すべきキモのひとつらしいが、アタシは学校で教わった記憶がない)


別のところで朝っぱらから、ろくに考えもせず感覚的なコメントを書いてしまったので、多少論理的理性的に.....

稲門会はトウモンカイと読むのが正統以外の何者でもなく、イナモンカイはあまりに変則(湯桶読み)だし、アタシには発想の枠外....変則を許容する合理性がない。


そこで「赤門」の読み方

一般的にアカモンと呼ばれるが、これは湯桶読み。

江戸っ子は教養がないからって多少舌足らずだ。

変則な読み方であるにはそれならの理由があるはず

湯桶を正統的に読めば「トウトウ」だし、重箱は「ジュウショウ又はジュウソウ」

殆ど意味不明だし誤解を招きかねない。

ならば、訓読み+訓読みでもいいのだが、それだと漢字を重ね使いする意味に乏しい。



赤門に戻りますが、ここからは仮説

赤門の正式な名称は御守殿門。丹で朱塗りすることから、通称(俗称)が赤門。

朱門でもいいが、赤系の色彩は赤を代表とします。

で赤門なんだが、教養人は正統的に「セキモン」と呼んだはずだが、、、


なに?

総檜造りなのに「石の門」って可笑しいだろう


江戸の輿論は町人の声ですから、分かりやすく馴染みやすい「アカモン」と呼ばれた。


ところで、鉄門倶楽部なる任意団体があるらしい。

アタシの知り合いだと、ネコタマシュテン童女がこの団体の会員のはず(会費納付率は七割くらい。高いのか低いのかは知らない)

この名称は最近知ったのだが、ルビはなかった。

当たり前のように「テツモン」なんだろう。

湯桶読みならば「カネモンとかクロガネモン」だが、そこまで無理することもない。

正統的な読み方で充分通用する。




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