「正しい」というよりも「正統的」かな。
その対義は「変則」である。
正統が正しくて変則が間違っているとは言わない。
変則でも、変則であることに一定の合理性はある。
漢字二文字の熟語は音読みを原則とする
音読みとは中華での読み方だが、地域と時代でいくつかのパターンに分かれる。
漢音、呉音、唐音、、、とか色々
従って、音読み+訓読み、訓読み+音読みは原則ではなく変則である。
前者を重箱読み
後者を湯桶読みっていいます(中学国語では習得すべきキモのひとつらしいが、アタシは学校で教わった記憶がない)
別のところで朝っぱらから、ろくに考えもせず感覚的なコメントを書いてしまったので、多少論理的理性的に.....
稲門会はトウモンカイと読むのが正統以外の何者でもなく、イナモンカイはあまりに変則(湯桶読み)だし、アタシには発想の枠外....変則を許容する合理性がない。
そこで「赤門」の読み方
一般的にアカモンと呼ばれるが、これは湯桶読み。
江戸っ子は教養がないからって多少舌足らずだ。
変則な読み方であるにはそれならの理由があるはず
湯桶を正統的に読めば「トウトウ」だし、重箱は「ジュウショウ又はジュウソウ」
殆ど意味不明だし誤解を招きかねない。
ならば、訓読み+訓読みでもいいのだが、それだと漢字を重ね使いする意味に乏しい。
赤門に戻りますが、ここからは仮説
赤門の正式な名称は御守殿門。丹で朱塗りすることから、通称(俗称)が赤門。
朱門でもいいが、赤系の色彩は赤を代表とします。
で赤門なんだが、教養人は正統的に「セキモン」と呼んだはずだが、、、
なに?
総檜造りなのに「石の門」って可笑しいだろう
江戸の輿論は町人の声ですから、分かりやすく馴染みやすい「アカモン」と呼ばれた。
ところで、鉄門倶楽部なる任意団体があるらしい。
アタシの知り合いだと、ネコタマシュテン童女がこの団体の会員のはず(会費納付率は七割くらい。高いのか低いのかは知らない)
この名称は最近知ったのだが、ルビはなかった。
当たり前のように「テツモン」なんだろう。
湯桶読みならば「カネモンとかクロガネモン」だが、そこまで無理することもない。
正統的な読み方で充分通用する。
0 件のコメント:
コメントを投稿