確かに「労作」だと一見して印象をもちました。だからといって業績に尊敬の念をもったとしても、感銘や感動はまた別の話
薫香文化はやはり仏教伝来と期を同じくするのだろうなあ。
煌びやかな金ピカの偶像、
まがまがしいまでに朱塗りの大伽藍、
堂内に共鳴する声明(広義の仏教音楽)、、、
そして脳髄を麻痺させんような薫香
宗教が、、、でなくても大衆を心理的に籠絡するテクニック(洗脳とかマインドコントロールとも)は二千年前からあまり変わらない。
薫香の使い方は、、、
供香(仏前等で焚くこと)
空香(そらたきもので室内に漂わせる)
衣香(衣類にたきしめる)
の順番に生活空間に浸透したようだ。
それ以外にも、仏教では塗香や飲香の習慣もある(塗香は目にする事は稀にありますが、飲香の例は知らない)
つまり、一般的には薫香は「間接的」に身にまとうものらしく、直接肌にまとうのは異例なんだ。
洋服ならばパルファンを肌に直接つけるが、和装ならば「匂袋」を帯の間にはさむのが嗜み
この文化の差異(無論優劣ではない)は、、、なんともじつにおもしろい......のですが、灰色の脳細胞の連想は異郷にとぶ(^^)
まだ微かな記憶が残っていますから、アタシは当時からマセていたのかある種の発達障碍だったのかも
1965年の市川崑さんのテレビドラマ「源氏物語」
スタイリッシュの極致だし、藝術かエロ(猥褻)かと物議を、、、我が家でも鑑賞禁止令がでたらしくロクに見せて貰えなかった。
なんせ凝り性の崑監督は、俳優さんたちに「あの時代は風呂は週一程度だったからそれを守ってスタジオに来るように」と言明したらしい。
垢まみれ汗臭く濡れ場を演じたなんて、、微苦笑するしかない。
職場環境保持のために「空香」を盛大にやった、、、かなあ?
残念ながら映像データは散逸したらしく、内容は想像するしかない。
ヒカルくんを伊丹十三が演じた事は知っているが、数多登場する姫君たちをどの女優さんが演じたのだろうか?
以下出演女優(今となっては鬼籍に入られた方もおられますが、なんせ60年前ですから皆さん二十歳台から三十路そこそこの美貌真っ盛り)
小山明子
黒柳徹子
池内淳子
木暮三千代
加賀まりこ
藤村志保
中村珠生
岸田今日子
ミヤコ蝶々
本間千代子
冨士真奈美
野川由美子
丘さとみ
吉村実子
どんな配役だったのか空想するだけで楽しい。
1965年当時の年齢ですが、
本間千代子や加賀まりこは二十歳そこそこ
ベテラン系で三十路半ばくらいです。
五十四帖全部を映像化したとは思えないので、須磨明石くらいまで、、、
であれば、
玉鬘
女三の宮
宇治の姫君 なんかは登場しない
藤壺を小山明子が演じたらしいが、あとは解らない。
近日中にアタシならの配役表を公開しましょう。
今日の付録は、同じ時期に市川崑さんの初めてだと思いますが、加賀まりこさんを起用した歯磨きのCM
実にユニークなんです。
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