2023年1月6日金曜日

日本のシェイクスピア

 標準的且つ一般的な正解は、近松門左衛門。

日本最高の戯曲作家、脚本家、シナリオライターはだれか?という設問です
まさか、三谷幸喜やつかこうへいを口走りはしないだろうし、、、口走れば知性の底の浅さを露呈する結果になるだけ。



人間と人生と世界への深い洞察力がどんだけあるかって事を補助線にすればまず間違うことはない

だから、僕はシェイクスピアを愛読する医者に看取られたい、、、と嘯いた某氏(結構な知識人だが名前が思い出せない)の心情、実によくわかる。



でも、アタシって大した知性をもちあわせないから、この設問には、、、悪びれずに「笠原和夫」と(^^)


あの仁義なき戦いシリーズの脚本家さんなんですが、、、、



アクションとエロ満載の大衆娯楽作品であろうとも、素晴らしいものは素晴らしい。

訳知り顔に難解をウリにするだけでは芸がないのよ


しかし、笠原和夫さんの真髄は「総長賭博」にしくはない。



エウリピデス、ソポクレス、、なんかの傑作を彷彿とさせる悲劇の連鎖劇

大体東映って「賞はカネにならんから客を獲ってこい!」って社風ですから、映画賞の記録には皆目残らないが「記憶」には残るのです。

本来ならば、オリエンタルエキゾチズムで世界の映画界に衝撃を与えるのはこの作品のはずだった。

地獄門や武士道残酷物語が悪いとは言わないが、、、この任侠映画の方が遥かに素晴らしい

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