2023年8月11日金曜日

龍の耳

 



手話は、ちゃんとした日本語体系として法律上も認知されていますが、義務教育で基礎程度を教えることになっているのかどうかは寡聞にして聞き及んでいません。
身障者に寄り添う気持ちで手話を勉強する気持ちは尊いのでしょうが、ちゃんとした日本語を学ぶという視座がより大事だと、、、私は思うのよ


聾唖者と言う絶滅差別言辞があります。まず大抵は発音が出来ない。あえて説明的に書きますが「つんぼやおし」のこと、、、

そう書けばあるいは口にすれば「差別者」として指弾されます。
言葉それ自体に罪はなく、その単語を用いる個人の内面の問題だというような「正論」が通用しないのが、
またそれをおかしいとも思わないのが、今の日本語を取り巻く世界です。

龍の耳とは美しい漢字、、、と言うのは筆禍事件の常習者の筒井康隆氏の言ですから、いささか疑問があるのですが、悪い漢字ではないとアタシも思う
どうして聴覚障害が龍の耳なのか?
諸説紛々でよくわかりません。
俗説では、龍には耳がない・・・?耳もどきがあるが、実は聞こえない?
出典が明らかでなく、こげなヨタ情報を撒き散らかすからネットは信用されないし、、なんとも侮蔑的でお好みではない。


むしろ、漢字の成り立ちにかんがみ、構成要素より、形・音・義に照らし、耳に関係する漢字であるが、
龍は単なる発音を示すものって冷ややかな解説の方がまだまし。
もう少し親切に言えば、龍にはボンヤリって義もある。朧って漢字が傍証。
耳が少しボンヤリしてるんですといえば、いささか親切な説明になる。

しかし、この程度では狂言綺語とはいわない。
恐れ多くも、南方熊楠先生の向こうを張って衒学的十二支考的に述べれば・・・・

龍の成長・・・一人前になるには三千年かかると言われている。
最初の千年は、蚯蚓期。
次の千年は、蛇期。
最後の千年で龍の形態に成長する。
つまり、耳が不自由であるということは成長過程の一過性のことだということである。
やはり、美しい意味かどうかは別にしても、ある種の重要なMSGが込められた漢字だということにはまちがいはないのです。


オマケは、爽やかになるだろう映画の解説





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