和歌集の夏部の巻軸には、六月祓の和歌と相場が決まっています。
今の季節感では旧暦の夏の終わりが朱夏の始まりみたい、、、
暑さ寒さも彼岸までって誰がいいだした。
まだまだ暑いというか、、これからまだまだ暑くなるよ(^^)
秋の気配は「風」が運んでくる
古今和歌集秋部の軸頭歌
秋来ぬと
眼にはさやかに見えねども
風の音にぞ 驚かれぬる(藤原敏行)
敏行は九世紀後半の下級貴族だが、歌人として名を馳せた。
先駆けは「眼より耳だよ」というのが、この時代の美學です。
最近は知らないが、教科書収録の定番和歌だった。
アタシとしては月並和歌なもんで、、、狂言綺語ではなくたおやかな一首をご披露(教科書に採用されないと思う)
この寝ぬる朝けのかぜの
少女子が
袖ふる山に 秋やきぬらむ
一見万葉歌謡を思わせますが、構えがゆったりと大きくて、、、スメラミコト風です
後鳥羽院の目に映る「初秋のこころ」
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