Simone Weil または Simone Veil
まことに紛らわしい。
定説的な倭語の表記はどちらも「シモーヌ・ヴェイユ」
一部の著作集は「ヴェーユ」と表記されています。
発音がどの程度違うのかは知らないが、どちらもユダヤ人。
前者は生前はまったくの無名ながら死後彼女の雑記帳が刊行され衝撃的な影響を世界に与えた与えたレフト系哲学者。
後者はフランスでもっとも尊敬された政治家(アカデミーの会員にもなり、国葬の後パンテオンに埋葬)
浅学菲才なアタシでも前者の方の名前くらいは知っていたが、フランス語系の哲学書って多分原文がそうなんだろうが言語的に哲学向きではない、、、、とかなんとか、はやい話が読んだことは無い(^^)
後者は、たまたまの映画の予告編、、、どう見ても哲学者には見えないストーリー展開。フランスのユダヤ系政治家らしいって初めて知ったので、知らない事は知ってみようって事で、映画館に足を運んだ。
こんな辛気臭い物語を大勢のフランス人が映画館に足を運んで感涙したんだって。
魂が如何に揺さぶられたのかって個人的な事だから殊更に言葉にはしない。
お知りになりたければ、劇場へ。
市川房枝と緒方貞子(敬称略)を掛け合わせたような人生の映像が堪能出来ます
いま、国会便覧をながめながら駄文を弄していますが、、、、今百人ばかりの国会議員(雌)がおいでになるようです。比率は世界水準的に大した事ではないが、議員定数が多すぎるから数だけは結構なもの。
しかし、シモーヌヴェイユの時代は更に圧倒的なカトリック&男性優位。その中で孤軍奮闘って、、、陳腐な言葉が更に空虚になる。
孤高の崇高な信念はアファーマティブプログラムを凌駕する、、かどうかは兎も角、このプログラムでかような稀有の資質が買えるわけがないという事だけキッパリ!
真のエリートやノブレスにはそんな支援策は要らない。
暑苦しいし暇だからといっても「総理大臣に一番近い女性国会議員は誰か?」なんて星取表をつくるのは無意味だということを改めて確信したわ。
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