2022年1月31日月曜日

ナンプレはもう古い

 誰がかんがえたのか知りませんが、知的な遊戯として一定の効能はありそうともなさげとも、、、少なくとも認知障碍を促進するという研究成果は聞いた事はない。


しかし、いくら時間に余裕があっても、残り少ない人生の無駄遣いだし解法も熟知してしまうと....後はつまらないだけ。
所詮は底の浅い知的格闘技

なもんで最近こんなものを見つけた!





最大で9×9なんですが、先ずはお手軽編

上が初期値で下が解の途中経過


ルールは数独にある種似ていますから殊更の説明はしません

正確なネーミングは知りませんが「不等号ナンプレ」とでも呼ぶみたい。

9×9バージョンならば、解法のアルゴリズムを考えるのに多少時間がかかるかも




フレンチディスパッチ

 これだけの役者を集めるとはなあ....

ギャラが高い訳ではない。

クセがあるプロ鑑賞家のメガネにかなうような実力派揃い(ほかって、、、これが全てではなく、なんとシアーシャローナンまで)やら監督の古くからの盟友たち。


 


つまり、ギャラに釣られるような役者でなく、この監督の作品ならば手弁当でもって、、、旬の新顔もどんどん


テキサス出身のウェスアンダーソン。

奇妙でふわふわした寓話のような世界が特徴的。



しかし昨今の劇場公開のプロモーションはどうなっているんだ?

これは!って大作や問題作はろくに予告編も流れず、マニアックな映画サイト以外にSNSを賑わすこともない。けだし「あらかじめ失われた観客たち」

ドライブマイカーのように海外で著名な映画賞をとれば、手のひらを返したようにもてはやす。


この映画も小屋のラインナップをたまたまみて気がついた次第。

批評をやる元気も失せたが、前作によく似ています。





ガンガン宣伝されるのは劇場版と称するテレビ放映の二番煎じか大手プロダクションの若手タレントがセンターを張るコミックの映像化。

コリアンムービーのように世界で戦う気概もなく、、、骨粗鬆症は文芸における私小説だけではない。

身内だけで楽しんでいては、、、末路は悲惨だと思いますよ


To be continued 

2022年1月30日日曜日

縁起の悪い名前

 倭国の船舶(軍艦)には一定の命名ルールがあるが、慣例的.....明治帝の御意向もあり人名は使われない。

不祥の事態発生を慮り、、という御意志だそうだが、その人物が醜聞を起こすと艦名に傷がつくって意味ではなく、軍艦の常として沈没等が起こりうる以上、非礼となりかねないという意味だそうだ。
さすがのご配慮です。





とは言え、海軍史上最凶の艦名と言えば「畝傍」

因みに一番幸運な名前は駆逐艦「雪風」。なんせ19隻あるシリーズ艦の中で数々の海戦を戦った唯一の生存艦にして、戦後は中華民国の旗艦にもなった。


盛名は「ゆきかぜ」として自衛艦に受け継がれているが、山や川の名前は結構採用されるが「うねび」の可能性は限りなく...ない。





故事をひけらかせば、、、日清戦争前に海軍力増強の観点から欧州に発注された三隻の艦艇のひとつが「畝傍」ところがシンガポール沖で消息を断ち.......なんかバミューダトライアングルの東アジア版

大枚150万円の建造費が吹っ飛んだわけだし、正面装備に穴が空くのはもっと痛い。





しかし、、、不思議な事があったものだ。

なんと120万円の船舶保険を付保していたので、急遽代船建造が手配できたのです。

通常国有財産には損害保険は付保しないと理解しているし、なかんずくバトルシップの保険を引受ける保険会社があるはずが無い(損保の世界では戦争危険は絶対免責事由)

保険は元来「発生の可能性は低いが発生すればその損害に堪え難い貧者のリスクヘッジの手段」である。

お金持ちは保険付保はしませんし、某大手宅配便会社も自賠責保険以外の自動車保険は付保していないはずです。

当時の倭国は貧乏国だし、、、それに回航の間だけの保険だから、ロイズも引き受けたのでしょう。



代替建造された「千代田」は、黄海の海戦や日本海海戦でも奮戦し、リリーフの役割を充分に果たした。

保険付保がなかりせば......それでも戦闘には勝ったと思いますが、戦時経済への貢献が高かったことには異論はないだろう。

担当者のスマッシュヒット❣️



注  お写真はWikiからお借りしました  多謝

2022年1月29日土曜日

ブラックボックス

 音声分析専門職、、、、そもそも職業分類体系にあるかしら?



主演男優はなかなかのイケメンだし、仕事の選別も素晴らしい。

シブい映画ばかりを選んで....プロ映画鑑賞家好み(^^)





最新作では、グランゼコール出身と思われる倭国でいう航空機事故調査委員会の天才音声分析官。

ドバイ発パリ行きの民間機が墜落し、事故調査を行う主人公だが、、、ってサスペンスミステリー。


フランス映画には珍しく理屈が少ないが、ハリウッドテイスト丸出しって訳でもない。


アラブのテロ

パイロットの操縦ミス

機体やシステムの欠陥


事故原因は様々だが、、、後になるほど後遺症は大きくなり、最初あたりに落とし込めば誰も傷つかないって....イスラムには気の毒なオトシマエ

しかし、高性能な聴覚の持主を騙すのは難しい。

メクラ千人の中でのメアキ一人の孤軍奮闘の果てに、航空機会社の巨大な陰謀を突き止めてしまった、、なんておはなし。

主人公は哀れにも亡くなりましたが、天網恢々、悪の栄えたためしはない。



なまじっか優れた聴覚をもつと、、、、アタシはロバさんの耳で良かったなあ





2022年1月28日金曜日

さがす

 予告編のチラ見だけ、、、良し悪しの大きな判断にはそれで充分

だって極私的プロ映画鑑賞家ですから(^^)


監督は片山慎三。

まるで知りませんが、いま売り出し中の気鋭映画人。

主演は佐藤二朗。

クセのある高学歴役者だと名前だけは知っている。ズングリムックリながら結構長身。

ALSで妻が「亡くなり」非正規雇用ながら中学生の娘と西成の片隅で暮らすが、、、懸賞金付き指名手配犯をみつけたらしく....そして失踪

清水尋也。

映画「ちはやふる」に登場していたが名前までは知らなかった。痩身長身で佐藤の妻が通う施設の介護士。ネットにはイケメンって書いてますが、歪んだ正義感めいたものをもつ病理性が垣間見える。

伊藤蒼。

初めてみたが新人賞荒らしみたい。たしかに上手いし、じゃリンコのちえちゃんが中学生になったみたいな。佐藤の娘役なんだが、失踪した父の名を騙る指名手配犯の清水に行き当たる

森田望智(さとみ)。

キラネではないがかなり難解名です。本名くさいが公式のプロフィールをみればかなりな美形。文句の多い、、したたかな自殺願望の女性でその依頼を引き受けた清水(....と妻を共同謀殺した佐藤)


主な出演者は以上の四人。

二転三転する真相がミステリアスで娯楽作

連続殺人犯の介護士の闇なんて病理性満載

結構深刻なテーマもあり社会性にも富む


多様に楽しめる中々の佳作だが、ネタバレを書いちゃおしまいだからこれ以上は書かない(^^)

猥雑な西成の場末感がたまらないわ


2022年1月27日木曜日

百人一首は「下手な歌集」にて、、、

 定説は藤原定家撰。

有力な鎌倉御家人の依頼で編纂したアンソロジーとされるが、その編纂基準等は諸説芬々

定家が王朝和歌史の巨峰の一人であり、実作者のみならず歌学者としてもその才能や学識には定評があり、さすがに子規ですら「下手な歌詠み」と罵声をなげかけなかった。

しかし、、、、

才能ある歌人ばかり選んだ訳ではない。
その歌人の秀作を選んだ訳ではない。

和歌集は一首一首でなく全体として含味するものともされ、さまざまな解説書が百家争鳴状態



一昨年も

去年も今年も

一昨日も昨日も今日も

わが戀ふる君 (源順集)


三十六歌仙のひとりで十世紀の頃の中流貴族

博覧強記にして稀代の言葉遊びの達人だが、不遇の生涯。

何が不遇と言って定家の「百人」の選外となり、王朝和歌史からもその知名度は消えてしまった、、、知る人は知るのだが



かような言葉遊びが平気に出来てしまう天才

掲載した恋歌、、、才気だけのアイデアで二番煎じはあり得ないって(^^)



この藤原公任が選んだ平安期の名歌人一覧は、かの佐竹本の「三十六歌仙絵巻物」でも有名ですが、源順については、



さして名歌とも思わないが、切り刻まれた絵巻は掛け軸となり、重要文化財に指定されて今はサントリー美術館がお持ちのようです。



2022年1月26日水曜日

引き分け

 過日のチーフスとビルズのカンファレンスの準決勝試合は実に見応えがあった。寒そうなスタジアムは、、


ソーシャルディスタンスってなんのこと?
マスキング? 馬鹿馬鹿しい
大声を出すな? 殴られたいのか!

ってくらいの大盛況で、入場料は安くはなかろうが、その倍の値打ちはあっただろう



17分あまりのハイライトですが、4Q残り三分くらいからOTまでを堪能してもいい。



NFLは今年からレギュラーシーズンは17試合になりましたが、過去半世紀は16試合。

この間、、、引き分け試合の発生率は、1‰弱。五年に一回あるかなし。

何故こんな事になるんだろうか?


考えるに、得点方法の多岐性による

タッチダウンならば六点

フィールドゴールならば三点

加えて、TDのアディショナルプレイで一点ないし二点。

他にも稀な得点ケースがあり、状況に応じた様々なプレイ選択のなせる技だし、その複雑な戦略性がゲームを面白くする。


思えばNBAで3P制度を採用したのが80年頃。成功確率の高いフリースローは普通のシュートの半分の一点。ならば遠くからシュートを決めれば三点!

優れて合理的だし、ゲーム展開もスリリングに変貌した。

土壇場の3Pが決まり二点差をひっくり返す❣️



さらに名勝負たる所以は.....


野球で言えば、ご贔屓チームが10対0で圧勝、1対0の快勝、、、も悪くないが、やはり「8対7」の点の取り合いの末の激勝にしかず。


各カンファレンスの準決勝の試合結果はかくの通り。

いずれも僅差の手に汗握る勝負ばかりですが、沢山点を取った試合が一番面白かったし、逆も然り。



2022年1月25日火曜日

俳句についての小西甚一先生の講義

 無知でも構わないのよ

知らないことは知らないと素直に居直ればいいことだから(^^)
しかし、三十一文字歌謡との関連くらいは知っておかないとなあ

和歌の定義は難しい。

広義には「倭国の定型韻文詩」なんだが、短歌(三十一文字)だけが和歌でもないが狭義にはそういう定義もありうる。

俳句は連歌を濫觴とする「季語、切れ字をもつ十七文字の定型詩」とされる。

連歌は複数人が歌いつなげる鎖歌みたいなもので、最初の歌い出しを「発句」といい、これが単体で独立して俳句となった。なにかと約束事の多い一句らしい
一方で「俳諧」なる言葉もあるが、言葉の成り立ちから想像するに「戯れ歌謡」のスタイルだということ。

実は古今和歌集巻十九には俳諧和歌が収録されており、、後年の狂歌みたいな俗語を使う諧謔調。

まあ宴席での遊びなんだろう

連歌との関係でいうと、上品な連歌、下品な俳諧と大雑把に整理できる。


倭哥は本来「天地を動かし、人の心に和らぐ」呪術性あるものだから真面目に上品がもっとう。一方で何事にも、オンとオフがあるようにうたの世界も息抜きが必要、、、、かくて


和歌、連歌、俳句

俳諧和歌、俳諧連歌、狂歌・川柳.....と二つの系譜が出来上がった




以上が碩学小西甚一先生の著作の超訳

先生には受験国語の参考書、、古文読解法だか古文の研究法にはその節大変お世話になりました。

若くして一番権威のある学術賞の栄誉に輝いた反面、若い世代に受験のための古典の勉強ではなく、リベラルアーツとしての古典の習得を期待されたのでしょうか、大学受験教育にも力を入れられた立派な学者さまでした。学恩に改めて、、、


2022年1月24日月曜日

総理の夫

 たわいない娯楽小説だが、行きがかり上(過日の駄日記の承前)図書館から借り出し超速読。

著者はキューレーター出身だけあり、最初は美術系の作品が多く、これじゃ先はないと危うんでいた。
最近は素材が多岐になったが、、、まあこんなもんかもしれない。


聞いた事ありげなモデル等(既存の首相・女性を含めて)が登場するポリティカルエンターテイメント。

夫は浮世離れした超財閥の次男坊な鳥類学者

妻はアラフォーの才色兼備な知的サラブレッド政治家

野党連立政権の枠組や議会のボスの思惑から妻が第111代の総理大臣になってしまう。


内閣制度が始まって130年余りで、今の岸田氏で百代。平均在位期間は簡単に計算できますから、時代設定は今から十数年未来のこと。

あれよあれよって間に倭国の再建を成し遂げる入り口までの痛快な、、、、ところが驚天動地のコウノトリの来訪ってておはなし。

ある種の夫婦或いは家族の純愛ドラマなんですが、サブタイトルは「ファーストジェントルマン」となっていました。

アタシの視座からすれば、この作者に、、、アスハナイ(^^)




ちなみに、育児休暇をとった国会議員(オスザル)が倭国にもいましたが賛否両論。

もっとも起きた事象よりもやらかしたオトコへの好悪だなあ。

アメリカンではゲイカップルの現職大臣が育児休暇をとっていましたから、、、さすがに(要するに養子ですよ)

倭国では地方議会を含めてそもそも制度設計すらないと思いますよ(少なくとも稀)

南半球の某国の首相は「六週間の産休」をとりましたが国論に二分したとは聞いていない。

倭国の場合、女性総理の実現だって信じがたい上に懐妊って、、、医学の進歩で高齢出産が容易になったが、立法事実なんかあるとは(....ねえ)


2022年1月23日日曜日

ファーストパートナー

 早晩当たり前のように宰相(女性)の「配偶者」が登場するかもしれない。



総理(宰相あるいは首相)の夫はなんと呼ぶのが失礼にあたらないのかなあ?

総理がオスザルならば配偶者は「ファーストレディ」が慣例。

ならば対義語は「ファーストハズバンド」かい?

ファーストワイフならばそれでもいいが、レディに対してハズバンドはないだろう。

ならば、、、「ジェントルマン」かしら?

いまや、、Ladys and Gentlemen  なる慣用句もなにかと批判の的だし、、、





サッチャーやメルケルさんの例を調べ始めたが、、よう判らんし、ヒラリークリントン「大統領」が現実味を帯びた際には、メディアはビルの事を「ファーストハズバンド」と呼称し始めていた。

次のお写真はメルケル時代のサミットでのファースト「レディ」の集合写真です



しかしもうすこし深く考えてみよう。

先々は、、、オスザルにオスザル、メスザルにメスザルの組み合わせだって想定の射程距離だ。

その場合をも視野に入れれば.......


でえ、狂言綺語師のアタシの提案は「ファーストKANOHITO」、、、つまり「彼の人」

倭国には古典の時代は人称代名詞には性区分がありませんでした。「かれ」と書いてあれば、文脈でオスかメスかを判断したのです。しかし明治以降西洋かぶれの果てに「かれとかのじょ」の区分が出来た。

特段性区分のある言語体系が優等でもない。

単なる差異にすぎないが、世の中が「複雑」になれば、古典国語の優位差がありうるかも知れないし、ポリティカルコレクトネスの視座(実は好みではない)からすれば確実にそうなる。


しかし、倭国では総理の夫が実現する可能性は限りなく低いし、可能性ありげなざぶとんバッジ組の顔ぶれを見れば、とてもじゃないが....況やLGBTなんて

だから、折角の提案が日の目を見ることはなく、当たり前に「ファーストパートナー」と呼ぶようになるんだろうなあ。これでも性区分のある単語よりマシだ!とジェンダー論者は、、、




To be continued 

2022年1月22日土曜日

日本 戦争経済史

 公共図書館はこういう書籍こそ揃えるべきだが、、、仕方がなく私財をなげうち贖った。




アタシの常套文句が「カネは先議事項」
こう言えばまず反論はないのですが、その割に戦史図書って「戦費」論はまず見かけない。
英雄的な前線の戦闘やら最先端の武器の開発やら活躍も、先ずはオカネがあっての事。


そもそも「戦費」の定義がハッキリしない。

一般的には軍事費と言われるが、ダイレクトコスト以外の間接費の把握範囲で幾らでも変わるし、変に隠蔽して軍事費を過小に見せかけている国もある。


ハッキリさせても、貨幣価値の変化もあり比較対比が難しい。

そこで、戦争とは政府による大規模な消費活動だと考え、GDP対比で歴史的に鳥瞰してみるに....

19世紀の戦争は「牧歌」的

せいぜいGDP対比で数%の世界。

その意味で二十世紀初頭の日露戦争の倭国の20%強は驚異的。

総力戦の萌芽が見られる、、もあるが、国力にあるまじき無謀な消費を行ったという事であり、デザインされた帝国主義戦争というよりも背水の陣以外の何ものでもない止むに止まれぬ防衛戦争であることの証明

そして、WW1ともなれば軒並み半分くらいになり、まさしく総力戦。

世界が変わった。

WW2の景色も同じであり、、、戦争は軍人だけに任せて良いものではない。つまり「財政、産業、内政、外交の総合力で決まる」と喝破したチャーチル(それ以前にクレマンソーも同じことを言っています)はやっぱり凄い洞察力があったのです。





戦費の獲得手段には色々あります。


増税

通貨の供給

内債の発行

外債の発行

その他


どれをとろうが最終的にツケを払うのは国民。

戦前の国家予算の三割が軍事費と同じく三割が公債償還費用(日露戦争のツケ)

暗い時代であったことは容易に想像できます

税負担率も高くて、、社会福祉が貧弱



To be continued 



2022年1月21日金曜日

グッチの悪女

  グッチ「館」とは言わないなあ。

グッチ「一族」が穏当だが、イタリアンマフィア映画風だから「グッチ一家」が一番相応しい。
ファッション界のゴッドファーザー一家のお話がドロドロ愛憎劇なイタリアンオペラに仕上がりました。

だから、アルパチーノも出演してます。
実話に着想を得たとの断りながら、堂々とグッチの名前やトムフォードまで登場します。
彼は一時期グッチのデザイナーとして名を成したことを思い出した。





牝鶏晨(ヒンケイアシタスル)とは、メンドリが時を告げるのは凶相。転じてメスザルが権勢を振るうと国が滅びるという書経の名句

ジェンダー論的には女性蔑視の極みだが、中華圏ではママあること。

蔑視というよりも畏怖あるいは恐怖かも?

西太后の浪費で日清戦争に負けたり、閔妃の浅知恵は、、国論を混乱させただけ。

倭国では悪女は居ただろうが、そこまでの事例は聞き及ばない。

実は皇統譜が最終的に「確定」したのは大正の初め。

審議事項はいくつあったが、当時としては史上最人気の神功皇后の皇位認否。

否認された理由はよく分からないが、先の二人の悪行が影響したって史家は言います。

女性天皇とかはない事にしたい!って、、今につながる意識が働いたのよ



パトリツィアレッジアーニは、グッチ三代目を籠絡し玉の輿にのり、あまつさえ経営権簒奪を目論み夫の暗殺をマフィアに依頼する、、、夫婦の愛憎に一族の確執が絡み、弁護士資格をもつ相談役が暗躍したりと、尺も長いが退屈はしない娯楽。

創作ですから、事実とはちがうし、悪女の決め台詞が出てこないのは、、、まあ残念


創作だからまあいいんですがね、、、グッチ一族がクリムトの「黄金のアデーレ」を所有しているシーンがあるが、あの当時はオーストラリア政府が所有し、正当な所有者とされるアメリカ女性との間で訴訟沙汰になったはず(今はエスティローダーのオーナーが実質保有者)

あと、ルソーの「夢」が飾られていたようだが、、、一瞬だったしこれはよくわからない。