コールポーターの名曲、Night and Day
あまりな名曲ですから、分かり易く(多少品下がるって気もしなくないが、、、)
それが百人一首の世界だと....
解釈を間違えていけないが、夜は燃え上がるように身を焦がし、昼間は消え入るように物思いにふけっていると心情を吐露します。
つまり、、、寝ても覚めてもただあなただけ
詞花集なる勅撰和歌集収録ですから名歌です。
時代は十世紀半ば、、、この頃の和歌は分かり易い。
最初の五句、七句は序詞で「燃え」を引き出すだけですから、字句の使い方としてはあまりに勿体ないし重層的ではない。
少しだけ時代は遡りますが、清少納言の祖父(あるいは曾祖父)の勅撰和歌集(古今集)収録歌
満潮の流れ干る(昼)間を
逢ひがた(潟)み
海松(見る眼)の浦に
寄る(夜)をこそ待て
趣旨は多少違います。
寝ても覚めても想いは同じなんだが、昼間は人目を憚るから、夜まで待ってね
それに干潮のころは小舟じゃあの干潟は無理だから、夜の満ち潮まで待っておくれよね....
昼と夜の対句ならば、好き嫌いはあろうがこちらの方が遥かに技巧的だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿