科学的な世界の論証(証明)は堅牢平明簡潔に如かず。あれこれいろんな証明法を駆使する必要はないし、蛇足以上でも以下でもない。
しかし我々の生きる世界は幾何学的に均整のとれたそれとはまったく異にする単に蓋然性が高低だけの世界だから、あれやこれや駄弁を弄してはじめて.....
しかしこれは危険な論述技法であり元来が詭弁「的」なんだろうから墓穴を掘る。
例えば、、、
問い)捕鯨に反対する理由はなんですか?
答1)鯨は知性の高い生き物であり、牛や豚とは違う
答2)乱獲の結果個体数は激減し絶滅危惧種に近い
答3)西側諸国からの反撥は外交や経済面での損失を もたらす
答4)倭の捕鯨法は伝統的な漁撈文化ではない
答5)捕鯨や鯨食文化が民族存続の十分条件ではない
答6)クジラすら救えなくて地球環境が守れるか?
沢山の「理由」をあげつらっていますが、どれをとっても堅牢平明簡潔とは縁遠い(^^)
沢山の理由をあげるほどに根拠の合理性が怪しくなると見えてくる
反対理由に更に反論してみよう
1)知性基準を持ち出す事はあなたはナチスの優生思 想の信奉者だ
2)絶滅危惧種に相当する鯨は倭国の漁撈対象ではな い事を知らないようだ
3)外交や経済面での軋轢を生むものは他にも多々あ り捕鯨の優先度が高いと言えるのか
4)見解の相違だし、伝統文化ならばフォアグラのよ うな動物虐待は許されるのか
5)所詮は動物愛護なんて相対的な価値であり渇すれ ば盗泉の水だって飲むんですよ
6)要するにたまたま鯨を環境保護のシンボルにした だけなんだ。
論破されても反捕鯨は続きますが、ディベートのトレーニングだと思って(^^)
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