映画大国なるインド
なにが「大国」かと言うと製作本数のこと。
映画人口も10億人内外と巨大だが、人口比からすれば倭国と変わらない。
サタジットレイの「大地のうた」が倭国で公開されたのは、カンヌ登場の十年後
過酷なまでの忍耐を観客に強いる名作だが、さすがに仏教哲学やゼロを発見した思弁性の高い国は大したものだ、、、なんて「大いなる誤解」だった。
その誤解の呪縛から解放されたのは30年後
インド映画の保守本流は「大いなる娯楽」
超人的な、、、歌謡にダンスにアクションやら恋。
脈絡もなく突然だけど踊り出したり歌い出したり.....
そして、バーフバリの世界的ヒットを踏み台に、満を辞しての超大作の大公開
大ヒット街道爆進中は慶賀の至り、、、なんですが、製作費と興収からすれば、あまり割のいいプロジェクトでもない。
いったい「RRR」ってなんじゃいな?
RISE
ROAR
REVOLT
物騒な単語が三つも並ぶ、、、はやい話が反英愛国解放闘争映画だということ。
そんな映画が世界で大ヒットとは、、、黄昏れる英国の没落の象徴
大英帝国の植民地支配の苛烈さに果敢に反抗するヒーロー二人、、、と書いてしまうとネタバレだが、公開から三週間経過し、そろそろ興行は打ち切り。
雨の日曜日の場末の小規模シネコンも満員手前のそこそこの入りだし、エンドマークと同時に観客の拍手喝采にはプチビックリでした。
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