加茂河の水、双六の賽、山法師、是ぞわが心にかなわぬもの.....
平家物語とも源平盛衰記とも、、、出典はそんなとこ辺りだから史実性は怪しい。
白河天皇は長く権力の座にあり、やりたい事はなんでも好き放題にやったが、
加茂川の水(天災)
双六の賽の目(確率)
山法師(神意)
だけは、、、如何ともし難いのは別に彼だけではないが、逆に以外はなんでも意のままだったということ
宮中のオンナはすべて夜のお相手みたいなもの
殿上人だって愛人....侍寝職なる御役目があった
自分の娘に手を出した模様(待賢門院)
手を出した娘を孫に相当する鳥羽天皇に押しつけた。
その後も近親姦は絶えず鳥羽帝の皇太子(崇徳院)の実の父は白河天皇とのウワサ
まあ皇統の血脈を絶やさない為にはこんくらいやんなきゃダメなんですよ。
品行方正は天皇制の最大の敵だ!とかなんとか(^^)
今日はそんなフランス書院文庫的な話題ではなくて、
双六のはなし
紙(絵)双六みたいな貧相なゲームではなく、王朝古典に登場するのは、盤双六。
見た目からもバックギャモンのようなゲームだと思われます。賽の目という偶然ですが、二個の賽を振れば出目の出る確率(ゾロ目とゾロ目以外)に差が生じる事からコマの動かし方(ポジショニング)次第で局面は有利にも不利にもなる。
まことに不敬ですが、白河院はあまり数学的才能がなかったみたいだ。
盤双六は、枕や源氏にも囲碁と並んでたびたび登場します。囲碁はさておき盤双六もある種の戦略や戦術は有りますし、実はこの時代ならばモンテカルロの誤謬が成り立たない可能性もあります。
丁半博打で使われる賽に鉛を仕込み特定の目が出やすくするのはイカサマですが、均一な工業製品のようなモノをつくる時代ではなかったから、出目のバイアスが多少はあり得たはず。つまり加えてカウンティングの技術があれば、連戦連勝だったって事。
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