実業が胡散霧消しても虚業....でもないが美術コレクションは残るはずなんだが、、、
例えば、、、
東洋陶磁美術館(安宅産業)
穎川美術館(幸福銀行)
大谷記念美術館(大谷重工?)
川崎財閥の中核であった川崎重工はいまでも隆々としているはずですが、創業者である川崎正蔵氏の私設美術館は跡形もなくコレクションは散逸してしまった。
そもそも「コレクション」なんて一代もの。さっさと私有財産から切り離して寄贈するなり財団化して万一に備えておくもの。
公の意識に乏しいコレクターは尊敬に値しない。
川崎財閥の創業者である川崎正蔵は薩摩人脈に連なる政商と行っても良い。三井、住友、三菱、、、のように財閥として命脈を維持できなかった理由についてはよく知らない。後継者や番頭に恵まれなかったと言えばそれまで。
昭和金融恐慌で川崎家は破産の危機となり彼のコレクションは競売にかけられて散逸流転する。あの佐竹本三十六歌仙絵巻のように、、、、
散逸した古美術を一堂に集めての回顧展は集客力の高いイベントだが、この川崎美術館所蔵品は神戸市立博物館で開催中。残念ながら事前予約制で入場規制するには至らなかったようだ。
川崎美術館は新神戸駅あたりにあったらしいが、いまや跡形もない。史跡碑くらいあってもいいと思うが、アタシは見た事がない
辛辣に書きすぎたからすこしは誉めておきます。
この美術館らしき和風建築の襖絵、、、応挙の作だが、実に素晴らしい。
あとはあまりお好みじゃなかった
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